OPECの減産合意との報道に沸いたNY株式市場でありましたが、大引け後にイラクが合意を否定。
一緒に買われた225は上げ分を帳消しにするのではないかと懸念しておりましたが、意外にもしっかりとした気配ですね。
材料不足に嬉しい材料ではありましたが、今一どう反応したらよいのか分からない朝となっておりますが、いずれにしても売られる材料ではありませんし、夜間で上げた分がなくなるだけだと思いますので、特に気にする必要もないだろうと考えているところです。
今後の原油価格と日本株の関係についてはメンバー向けにレポートしております。
さて、色々問題はあるのですが、とにかく米大統領選挙までは大混乱が起きるような相場ではないと考えてよいでしょう。
これを元に考えれば、ここ数か月の相場は全て説明が付くと言っても過言ではないと思います。
非常に読みやすい相場でありましたし、私の周りはこの状況を生かしてオプションの売りで利益を得ています。
いざという時の対応が難しいのでこうした特殊な取引は推奨できないのは残念ですが、とにかく膠着するとの予想はこの場でもレポートしたことがありますし、メンバー向けにはしばらく伝え続けている事です。
まあ、いつまでも膠着が続く訳がないのですし、またいずれ大荒れとなるのは必至であるのですが、普通このぐらい読みやすい相場ですと、材料株がもっと盛り上がってもいいのです。
実際に盛り上がっている銘柄はありますし、今月も利食いできた銘柄はいくつかありますが、とにかく広がらないのです。
この原因は何処にあるのか?と、いろいろ話を聞いていると、どうも原因は規制当局にありそうなのです。
確かに、大きな資金で株を売買すれば、見ようによっては株価操作とも取れる様な動きにもなるのですが、そうした取引であったとしても買っているところもそれなりのリスクは抱えているのです。
それを、直ぐに規制して口座に対して注意喚起をしたり、売買を凍結させたりするのですから、カネがあっても動けない投資家が増えてしまうのです。
確かに害しかない様な汚い取引をするようなところもありますが、なんでもかんでも規制すると、相場は面白味がなくなって行くのです。
潰れると分かっていて売り抜ける創業者や役員は最悪の所業であり、こんな輩はしょっ引いて当然ですが、「どうも材料があるらしい」ぐらいの情報で株を買い集めるようなところまでも規制しては、もはや株の楽しみは何処にあるというのでしょうか?
本当に盛り上がる相場に戻ってきてもらうためには、規制当局がもう少し目をつぶるべきでありましょう。
株はしょせんギャンブルの世界であるのですから、そこに正しい事だけを持ち込めば、当然面白味はなくなるのです。
今は競馬場で馬券を大量購入しようとしたら、「お前買い過ぎだぞ!」と、販売員から止められる様な状態で、買う方からすれば余計なお世話です。
空売りが増えれば直ぐに売り規制が入りますし、株価が急騰すれば買い規制・・・。
これでは面白いはずもないし、これが売買の細った最大の原因であると言えるように思います。
まあ、外資の高速取引が減ったことも要因の一つでありますが、あんなものは別になくても良いのです。
問題は、どうしてここまで個人投資家が息をひそめてしまっているのか?であり、この解を当局が求められない限り、この低迷相場は続くと言わざるを得ません。
ただ、そんな中でも何とかやっている銘柄もありますし、私はそうした銘柄に目を向けて利益を追求していきたいと考えているところです。
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