日米の金融政策が発表されましたね。
予想通り金利の変更はなかったのですが、感じたのは日米共に金融当局者は苦しそうな姿でありました。
詳細についてはメンバー向けにレポートしております。
とりあえず相場的に注目しているのは為替と株の値動きで、金融政策が発表されてから円高が進み、今や100円台を割るかどうかのところまで来ている点です。
今までの相場であるならば、円高は株安要因でありますし、100円割れが意識される状況で株を買おうなんて動きは出ないのですが、今の相場は下落すると日銀が買ってきますからね。
まあ、上値は買わないのですから、先高期待がなければ相場は膠着するしかない状況でありますので、動いてくるのは材料株であろうと予測して行動しているのですが、今月も良い銘柄が出てきております。
例えば、[9692]CECは、8月30日に1588円で推奨し、じりじり上昇していたのですが、2日前から急騰して一気に1900円台まで上昇してきました。
これを機に半分は利食いしておくようにとレポートした次第ですが、未だ半分は継続中であり、今後どこまで伸びるのかを期待しながら観察を続けているところです。
225に手を出したい局面ではないのですが、このほかにも材料株は面白くなってきておりますし、やはり材料株重視で行くしかないだろうと考えているところです。
ロスカットする銘柄もありますし、次に急騰する銘柄も分かりませんが、常に新しい情報が私には入ってきておりますし、その中でも特に期待できると思った銘柄を推奨するようにしております。
さて、とにかくこれで目先のイベントは通過した訳ですが、噂されていたマイナス金利の深掘りはもう二度とないのだろうなと思いましたし、米の利上げは年内も無理ではないかとも思いました。
元々こうした方向でレポートしてきたのですが、問題山積に変わりはありませんので、当面材料株でよいと思いますが、色々注意はして行かなくてはならないと考えております。
もう一つ日銀の発言で注目しておきたいのは、インフレ目標を達成できていない要因の一つに消費税増税を挙げた点です。
政府も日銀も仲良くやっているのかな?と考えていたのですが、日銀が政府に苦言を呈した形であり、日銀はイラついているのかな?と感じました。
以前に日銀は消費税増税をやるべきだ!なんて言っていたような記憶もありますし、国債や株を買いまくりながら財政規律がどうだとか言っているので、信念も何もないのかな?などと思うところではあるのですが、それもこれも金さえばらまけばインフレになると勘違いしているために起こっている現象であるとも思うのです。
日銀も今のやり方には問題があると、流石に気付いたのかも知れません。
世界中が注目する日米の金融政策決会合でありますが、相場が求めているのは政策に移っているのだと思います。
見ての通りではありますが、金融当局者はもはや手詰まり状態なので、この状態で株を動かすには、政府の財政出動以外に方法はないのです。
まあ、今のところ政府は動きそうもありませんし、しばらくはこんな相場が続くのでしょうね・・・。
とりあえず、材料株さえ動いていてくれれば、困ることもないのですが、相場だけではなく日本も何とかなってほしいですからね。
もう、政府や日銀に期待するしかない状態ですが、現状では期待するより逃げた方が早いのかもしれませんね。
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