おはようございます。

先週末のジャクソンホール講演では、予想通りイエレン議長の講演にサプライズはなく、今まで通りの感じでありましたが、その他の人の発言はサプライズだらけでありました。

特に我らが日本の黒田総裁は、マイナス金利政策を肯定し、成功を強調しただけでなく、更にマイナス金利は拡大出来るだとか、超強気な発言に終始した様です。

先日、これまでの金融政策を見直すと発言したばかりであり、これが見直した結果なの?と思える程に驚きがあったのですが、日銀の真意は一体どこにあるのでしょうかね。

金融政策の見直しに期待が集まっていた銀行株への影響も懸念されますし、いくらサプライズ好きの黒田総裁とは言え、海外で不用意な発言するのはどうなのかなと思いました。

気になるのは、今のところ円安効果が若干出ておりますが、あくまでも若干である点です。

黒田発言の他にもフィッシャー副議長も米利上げは年内に2回出来る等と発言し、こちらも円安効果のある発言をしておりましたが、これらを考えると、内容的には1ドル110円前後まで行ってもおかしくないと思うのですが、反応は微妙で102円程度です。

さて、この反応をどう見るべきか?

とりあえず、フィッシャー発言に関しては、12月の米大統領選挙を前に金融政策をいじって来るとも思えませんし、そもそもイエレン議長がそれ程利上げに前向きな発言をしておりませんので、この件に関してはそれ程警戒する必要はないでしょう。

しかし、問題は黒田の方です。

こちらは日銀メンバーという事ではなく、日銀の総裁ですからね。

どう考えてもマイナス金利はやり過ぎでしたし、当の日銀もそれを認めるような感じで金融政策の見直し発言が出たのだとばかり思っておりましたが、この発言で先がさっぱり分からなくなりました。

結局、今の株式市場の一番の買い手は公的でありますので、不安を煽って売らせ、公的に安いところを仕込ませる事は可能だと思います。

考えようによっては、究極のインサイダー取引になりますが、年金運用は絶対に失敗できませんし、成功させるためには安く買っておく必要がありますからね・・・。

それを狙っての発言とまでは言いませんがが、それにしてもなぜここでサプライズ発言なのか?

読み難い相場でありましたが、これで益々分かり難くなりました。

まあ、とりあえず、急落だけはし難い相場であることは間違いないですし、225はともかく、材料株はそれなりに動くと思いますので、引き続き材料株重視で行けば良いと思うところです。

当方としても先週は仕込んだ銘柄が動き出して利食いを実行しましたし、今週も新たな動きが出てきている銘柄もありますので、225はどうあれ材料株でやっていけそうな雰囲気が強いので引き続き材料株重視で行けば良いだろうと考えているところです。

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