動きも話題もない相場で、本当に何を書こうかと悩みの絶えない毎日ですが、最近ちょっと気になって見ているのが「投資判断のIT化」です。
コンピューターによるチャート分析は元より、Twitterやネット上の書き込みなどから相場の上下運動を予測して自動的に売買するであるとか、野村の開発したシステムで5分後の株価予測は80%の精度だとか、IT任せで利益が簡単に得られそうな話があちこちにあります。
昨日もこの投資のIT化の問題点について書いたのですが、他にもいろいろ問題点はあります。
確かに機械が優秀な分野は存在すると思いますし、機械任せで良いと思う分野もありますが、投資の世界はどうなのでしょうか?
結局のところではあるのですが、売った、買ったの世界であり、極論ではありますが長期的に見れば50%は負け取引であるのです。
現物取引の場合、上げ続ければ買い方全員が勝ちますし、倒産ならば買い方は全員負けの状態になりますし、更には配当なども絡んできますので、正確にどうなのかは分かりませんが、特に先物やOP取引に関しては半分は負けなのです。
ですから、こうした自動売買をCTA取引と呼ぶのですが、CTAが完璧だとなり、全市場参加者がCTA取引とって、100%がCTAとなったならば、結局50%のCTAは負けるのです。
CTAの開発者は、優秀なCTAの判断を分析し、その裏を突くCTAを作るでしょう。
儲かるのは頭の良い・・・いや、ずる賢いIT技術者だけであり、運用する方はどのCTAを選択すれば良いかで悩む日々となるのです。
CTA選びで悩む位ならば、銘柄選びで悩む方が未だ楽ではないかと思うのです。
私がチャート分析を参考程度にしかしないのは、これとまったく同じ理由なのです。
結局、どんなに優れた分析手法があったとしても、誰かに知られたら裏をかかれるのです。
何せ半分は負けるのですし、皆良いと思う方法程、危ないなと思うところであるのです。
この様な事がありますので、私は引き続きアナログ派ではあるのですが、特別困ったこともありませんし、これからもアナログで情報を発信して行きたいと考えているところです。
媒体はデジタルであり、ITであるのですが、判断は間違いなくアナログであります。
ちなみにですが、昨日は【2321】ソフトフロントを263円から推奨しましたが、今日も悪くないですね。
レポートを見れば分かりますが、非常にアナログ的な情報ではあります。
次もアナログ的情報になると思いますが、この次の情報にもご期待頂ければと思います。
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