昨日は任天堂が売買代金トップに返り咲いたりと、一部では盛り上がりもありましたが、基本的には夏休みモードで参加者は少ないなと感じる一日でありました。
昨夜の米国株は多少乱高下したような感じではありましたが、終わってみれば小幅高で目立った動きはなかったとも言えます。
この様な状況では書ける事も少ないのですが、昨日は日経新聞の「大機小機」にGDP30兆円のズレ?との記事が掲載されており、ちょっと気になって読んでみたのですが、税務データを使ったGDP算出では、公式統計で525兆円だったものが556兆円と31兆円も上回ったそうなのです。
これを元に計算すると、マイナス0.9%成長だったものが、2.4%成長になるそうで、「消費税増税の影響はなかった」「異次元緩和は効いたのだ」「GDP600兆円達成確実」との声が出ている様です。
この記事を読んで思ったのは、何故にここで今までと違う計算方式を持ち出したのか?
上記の消費税増税、異次元緩和、600兆円などを正当化するため?
等と考えながら思ったのは、2.4%成長でも我々の生活は何も変わらないし、景気が良くなっている実感も沸かないのだなと。
まあ、人手不足でありますし、人件費は上昇傾向でありますので、政府が移民を受け入れる方向に行くなどの余計な事をしなければ、景気は良くなって行く事とは思います。
もちろんここには生産性の向上などの企業努力が必要であるのですが、基本的には日本人は優秀であるのですから。達成は出来るだろうと思うところで、国はその邪魔をしなければ良いだけなのですけどね。
国は必要なところに必要な仕事を作り、国力を高めて行けば良いだけなのですけどね・・・。
例えこの新しい計算方式が正確なGDPだとしても、こんなものは小細工以外の何物でもありません。
必要なのは、我々庶民が生活の質や安心感が高まったと感じて、景気は良くなってきていると感じる事が出来る様に出来るかどうかだけなのです。
どんな計算でも良いが、国民が求めているのはGDPが幾らになるか?ではない事を理解できなければ、この国に明るい未来はないと言わざるを得ません。
まあ、どんな計算でも良いが・・・とはしましたが、本当は一貫性が欲しいところではありますし、この計算で行くなら過去のGDPも全部計算しなおして、全てにおいて検討をやり直さなくてはならないと思うところです。
ところで、一貫性と言えば日経平均は、日経新聞社が225銘柄を選出して加重平均で導き出している指数でありますが、時代に合わせとの名目で銘柄はどんどん入れ替わっており、そういう意味では一貫性には疑問が生じます。
また、銘柄入れ替えによる個別銘柄の混乱は今もありますし、本当に迷惑な話であります。
随分前の話でありますが、何故にこんな銘柄が日経平均に採用されるのだ?と思うような銘柄が採用された事がありましたが、背景を調べると嵌ったファンドかなにかの玉を吸い取らせるためだったとか・・・。
確かに急騰したことのある仕手株でしたし、嘘ではなさそうだなと思いながら見ていたものです。
また、日経平均に採用されていた銘柄が仕手化していたのですが、週末に採用から外されて翌週から連続S安なんて事件もありました。
まあ、仕手株が日経平均採用銘柄では問題と言えば問題でありますが、こんな黒歴史満載で一貫性があるとか言われても、ちょっとどうなのだろうな?とは思うところです。
また、先物やOPの浸透で日経平均が相場を振り回すケースが増えており、最近は日経平均採用銘柄は別市場扱いにすべきではないかとも考えるようになりました。
銘柄数もNYダウ並みに30ぐらいに絞ってしまって、相場全体への影響を軽減すべきだと思うところであります。
こうした事を実行すれば、株式市場ももう少し賑わいを取り戻すのではないかと思うところであります。
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