材料株も値上がりしてきており、非常に良い雰囲気の相場になったとは思いますが、同時に騰落レシオも上昇してしまい、警戒水準の120%を超えてきておりますので、目先としては調整局面と見ていくべきでありましょう。
今週は重要日程も重なっておりますので、ここまで来れば無理に動く必要もないと思うところです。
流れに逆らわず、様子見が正解といったところでしょう。
さて、注目の米大統領選挙ですが、民主党はクリントン氏が指名を受けましたが、競っていたサンダース氏の支持者がデモを行うなどして混乱が広がっている様です。
何故にこのような事態に至っているのかを調べてみたのですが、要は引き続き米では「1%の富裕層」VS「99%の庶民」の戦いが続いているということなのでしょう。
ですから、「民主党」VS「共和党」ではないのです。
品の差こそあれ、実はサンダース氏もトランプ氏も言っていることはほとんど同じなのです。
今の米国は、全てが民営化して行っており、学校や刑務所までもが民間経営のところが多く、なんでもカネ・カネ・カネなのです。
ちなみに、政治も完全にカネであり、ある意味では中国よりも酷いかもしれません。
と言いますのは、政治献金が異常な額であるのは多くの日本人も知るところであろうと思うのですが、あの大会などで見かける支持者たちが小口で献金をしているのではなく、多くは数百億円の単位で企業から献金がなされているのです。
しかも、民主、共和両党の候補にです。
その結果、大統領選の後に何が起こるか?でありますが、大統領の側近として企業から息のかかった学者などが送り込まれ、企業に都合の良い法律や政策を作らせるのです。
ですから、大統領選挙へ出資比率をベースに大統領が意思決定をしていると考えた場合は、米国の意思決定は0.000042%の超富裕層が握っていることになるのです。
これでは99.999958%の庶民は怒るわけですね。
そして、その庶民の代表がサンダース氏、トランプ氏であるのです。
トランプ氏は企業献金は受け付けていないとしても、本当に庶民の味方なのかがわからないのですが、言っていることは意外とまともなのです。
ですから、現時点ではサンダース氏が追い落とされてしまいましたが、言っていることは同じだとして、有権者がトランプ支持に向かう可能性はあるのかも知れません。
クリントン氏はウオール街からも多量の献金を受けておりますし、私はあなたたちの味方だと、ウオール街で宣言したことも暴露されておりますからね。
結局チェンジ出来なかったオバマに失望した米国民は、クリントンでは同じことを繰り返すことは分かっているのです。
まあ、何にしても米大統領選挙は世界経済に大きな変化をもたらしますので、今後も注目していきたいと考えているところですが、こうして考えますと、トランプ氏有利なのかもしれません。
見た目は確かに反ユダヤ思想でありますが、本当のところはどうなのか・・・。
答えは彼が大統領になれば分かるでしょう。
ユダヤの意思を汲んでいなければ、過去のそうした大統領と同じように暗殺されるだけでしょうからね。
こんなことを考えつつ、今日も株の予想をしているところでした。
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