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パッとしない相場が続いておりますね。

当面ボックスと予想しておりますし、これでも予想の範囲の動きでありますが、材料株の様子が思ったよりも悪いです。

その原因として考えられるのは、やはり個人投資家が不活発である点でしょうか。

活発にやっているのは日計り組位で、これが活発に行われても、プラスになるのは東証と証券会社の売上位ですから、無意味と言えば無意味です。

昔に比べれば、株は誰でもやれる気楽なものになりました。

気楽になった理由として大きいのは売買手数料の低下がトップでしょう。

昔は片道で1.25%の手数料に消費税でしたから、往復で2.5%以上の利益が出ていないと損益となるのです。

今や100円台の銘柄ならば1円でも抜けば利益が出ますから、地場証券がつぶれるのも無理はないと思うところです。

手数料の低下は多くの証券関係者の職を奪いましたが、その分投資家は有利になったと言えますので、寂しく悲しい事ではありますが、投資家にとっては喜ばしいことです。

証券業界は自由化の名の元に荒海に放り出されたと言えますし、こうして個人投資家は投資がやり易くなったはずなのです。

しかし、とにかくリスクが高くて怖い。

これが今の相場の現状であり、慎重な個人投資家にはついていけない相場であるとも言えます。

証券業界の努力の一方、何の努力もしないのは政府です。

現在のキャピタルゲイン税は実に売買益の20%にもなります。

一時は減税対象で10%に引き下げられておりましたが、減税を外して20%に戻しましたのが大きな間違いと言わざるを得ません。

そもそも利益が出たら税を取るのであれば、損が出たら補てんすべきであるのです。

これは、投資顧問の成功報酬制度にも言える事ですが、法律で禁じられているから損失補てんは出来ないと言いながら、利益が出たら成功報酬を頂くのはどうかと思うのです。

こんな不条理はないと思いませんか?

だから私は「成功報酬会員」を設けないのです。

国もNISAなんて止めて、「株の利益からは税を取りませんので、自由に売買してください」とすれば、確実に株式市場は賑わうでしょう。

どうせ損すれば税収が上がらないのですし、個人が潤ってくれれば経済効果は確実に高まりますので、こんな不確定な税収に期待するよりもよほど公平でよいと思うところです。

これまでは証券会社だけに努力を押し付け、国はのうのうとやってきたのですが、そろそろ身を引き締めて取り掛かって欲しいと願うところです。

経営者のように「損して得取れ」という言葉を知っている人間は霞が関にも政治家にも居ないようですから、こんな発想はどこからも沸かないでしょうけど、円安誘導で外資を儲けさせるだけの政策の数百倍効果的で、リスクも数百分の一でしょう。

余りに株式市場が過熱して来たら、「5%位下さい」と、お願いすれば良いだけの事です。

ですから、本気で株式市場を盛り上げたいのであれば、即刻NISAを廃止し、キャピタルゲイン税も廃止することです。

後は余計な事をしなければ、自然と株式市場が盛り上がり、日本経済も活気を取り戻していく事でしょう。

日本を良くするとするならば、これだけでは駄目なのですが、こうしたまともな政策が打ち出せるようでなければ、経済の低迷は長引くだろうと思うところであります。

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