昨夜はNYがお休みで、あまり話題がありませんね。
欧州株は軒並み安かったので、今日の東京は昨日の反動もあるので下がるだろうな・・・位の事しか言えませんが、ここまで来て思う事は、やはり英国のEU離脱か残留かを賭けた国民投票の時に発生したマーケットの混乱は買い場でありました。
私は買いだと判断しましたので、あの下げの最中に買いのレポートを発行し、多くのメンバーに利益を取って頂く事に成功しました。
株は、儲けるための大事な心構えと、適時行動できる情報があれば、利を得る事はそれ程難しくはなくなるのです。
ところで、最近のニュースを見ていると、英国のEU離脱が「ブレグジット」(Brexit)と表現されている事が多くなりましたね。
普通に「英国の離脱」で良いと思うのですけどね。
ニュースなどで使われるような言葉まで簡単にカタカナにされてしまうと、突然目にした人は何が何だか分からないでしょうし、造語では辞書にも載っていません。
しかしまあ、この離脱問題ですが、イギリス独立党のファラージ党首はEU拠出金の流用を訂正し、辞任を表明しました。
日本も民主党がナショナリズムを煽って政権を取った後に、あちこちに無理があって崩壊しましたが、イギリスもまたこんな事をやるのですね。
無理が分かってさっさと辞任する方が、しがみついた挙句に蹴落とされるよりも良いように思いますが、別の見方をすれば無責任極まりないと思うところでもあります。
世界の為替と株価をこれほどまでに荒らしておいて、辞任ではお話になりません。
元々離脱、残留は二分されていて、大差がなかったのですから、この拠出金の流用が出来ないとなると、国民投票の結果は変わっただろうと思うところであり、投票直後の辞任はあまりに無責任ではないかと思うところであります。
各国のメディアは、離脱を選択した英国民が後悔している・・・などと、都市部を中心とした取材で報道しておりましたが、これでは確かに後悔してしまうかも知れませんね。
ところで、今頃何を言っているのだ!と思ったのが今朝の日経新聞に取り上げられていた記事で「OECDが経済、物価情勢等から算出した2015年の為替適正水準は1ドル105円」だそうで、アベノミクスはこれを無視してどんどん円安に向けて行ったが、結局は戻ってきてしまったとも取れます。
元々アベノミクスには懐疑的と言いますか、無駄だろうと思って私は見ていたのですが、こうした部分からも無駄が証明された様な感じです。
月末の日銀政策決定会合での追加緩和に期待する声が高まっておりますが、これ以上やっても無駄なのです。
それは何故か?答えは簡単で、やれるとしてもそろそろ限界であるという事です。
マーケット参加者の心理としては、興味があるのは今回の・・・ではなく、今後もその傾向が続くのかどうか?なのです。
今回はやった!次もありそうだ。
そう考えるから思惑通りに反応するのですが、次は無理そうだ・・・となれば、思惑に反して反応するのです。
ですから、上を目指して打ち上げたバズーカは上に向けすぎて自身の頭に着弾してしまった状態ですし、日銀もリップサービスはそこそこですが、戦意は既に削がれている様に思えてなりません。
これ以上マイナス金利を拡大すれば、地銀が続々と潰れて行くでしょうし、やれることなど殆どないと思いますが、税制の均衡しか頭にない連中ではこのまま藁を掴んで沈んで行くしかありません。
動くべきは政府!これを忘れてはならないと思うところですが、安倍さんはその辺分かっているのでしょうかね?
未だにアベノミクスとか言っているところを見ると少し心配になります。
日本に足りないのは需要!だったら需要を作ればよい!効率的、かつ効果的に!
頭が良い人たちが官僚をやっているのですから、頭を使う方向を変えればいくらでも何とでもなる国だと思うのですけどね。
まあ、株価は大体予想通りに動いておりますし、暴落も急騰もなさそうな感じが強まっておりますので、これからもそれなりに稼いでいける思います。
変化に期待しつつ、株の情報を集めて良い配信を続けて行きたいと考えているところです。
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