何とも大変な相場が続いておりますね。
この混乱の主因は、なんと言っても英国のEU離脱問題でありますが、ここまで来ると流石にどうかと思うところです。
と言いますのも、確かに離脱も残留も拮抗していると思うところであり、結果がどうなるのか分からない状態であることは確かですが、この不安を煽り過ぎではないか?と思うのです。
仮に懸念される離脱が現実となったところで、それほど大きく世界経済が落ち込みますでしょうか?
確かにポンドは急落するのかも知れませんが、これも織り込みつつあるように思えますし、もはや国民投票を待つ意味すらなくなっている様な気がしなくもありません。
とりあえず、残留であれば株価は急騰でしょうし、離脱でも織り込み済み。
まあ、昨日の日銀政策決定会合の結果、追加緩和は見送り予想が大勢であったにもかかわらず、見送り確認と同時に売り仕掛けが行われましたが、どう考えても愚かな判断ではないかと思います。
これで勝負が決したかどうかは分かりませんが、本日は急反発でありますし、早速具合が悪くなっているのではないかと思うところであります。
この急落劇で新興市場もすっかり打撃を受けて沈み込んでしまっており、英国のEU離脱問題は様々なところへ影響を及ぼしているのですが、EUのシステムの弱点はどんどん強者が富を吸い上げるシステムです。
また、強者も安い労働力を使役して儲けているのですから、一部の資本家だけが儲かるようなシステムでありますので、これに気付けば多くの国民が離脱を願うのは当然といえば当然であるのです。
大資本家がどれだけ庶民を騙せるか?これがEUのシステムなのです。
最終的には全てフラットになり、皆平等・・・これは完全な夢物語でしかないのです。
そう考えると、どこまで行っても大資本家だけが儲かるシステムでり、これに英国が参加しないのはおかしいな?とも思うのですが、英国には産業がほとんどありませんし、安い労働力が入っても損をする人の方が圧倒的に多いのでしょうね。
なんにしてもさっさと落ち着いてほしいものです。
昨日は大口資金を扱う筋に電話をすれば、「山本リンダの歌が鳴り響いているよ〜」と言われ、証券マンに電話をすれば「みんな円広志だよ〜」と言われ、本当に散々な一日でありましたが、ここまで酷ければ底は近そうだなと感じました。
冷静に考えれば、ここを売るのは愚かだと思いますし、弱ければ買っていくことだけを考えればよいだろうと考えているところです。
こんな相場は「異国の丘」でも歌いながら、時を待てば良いと思うところです。
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