注目度はあまり高くなかったのですが、FOMCが利上げ見送りで無難に終わりました。
注目点はいくつかありますが、英国のEU離脱問題が利上げ見送りに考慮された点や、年内利上げは1回程度だろうとの事で、ここまで来ると、本当に利上げは出来るのであろうか?と、ちょっと疑問にも思ってしまいます。
この様な状況で、日銀が追加緩和に動けるのでしょうか?
そもそも、これ以上国債の買い入れを増やしても、銀行や生保は手持ちを売り出さないと思いますし、もはや流動性は最悪です。
となりますと、株を買うことぐらいしかないと思いますが、これ以上ETFを買い増すと、間接的とは言え国有企業が出てくる様な状態です。
この様な状態で更にETFの買い増しをするのは、ちょっと考えにくいのですが、多くのアナリストが何もできないと予想しているのがちょっと気に入らないです。
まあ、上げ賛成でありますし、サプライズがあっても良いですけどね。
ただ、今の相場で一番の注目は、何と言っても英国のEU離脱問題でありますので、あと一週間は様子を見るしかないのです。
離脱の場合の影響は、政権側はひたすらデメリットばかりを宣伝しておりますが、本当にそんなにマイナスばかりならば、賢い英国人が離脱を選択するはずがないとも思うのです。
英国の事情にそれほど詳しくはありませんが、何にしても離脱派有利の状況でありますし、どちらにしても僅差での決断となる可能性が高そうですから、どんな決断になっても揺れ動きそうな感じはします。
ところで、何故にこんな問題になっているのかと言えば、諸悪の根源は移民受け入れです。
米もまた、その被害に悩まされている人が増えており、それが故にトランプ氏が支持を伸ばしているのです。
少子化で労働力が足りないから・・・と、直ぐに日本の官僚、アナリスト、マスコミは移民受け入れが良いような話ばかりをしますが、欧米では既にこの間違いに気づいて方向修正しようとしているのです。
今までは移民受け入れに否定的で、ある意味では先進的と思われた日本ですが、実は周回遅れの後進国であったのです。
この期に及んで移民受け入れの方に議論が進められていますからね。
ここまで馬鹿と言うか、情けない日本でありますが、それもこれも国民が無関心であるからいけないのです。
同情する点としては、まともな政治家がいないから、期待を込めて投票できない事で、この致命的な欠陥は当分どうにもならないでしょう。
ただ、株も同じでありますが、悪くなるだけ悪くなれば、後は良くなるしかないのです。
今はその辺に期待するしかない状況ですが、苦しくとも諦めずに行動して行って頂ければと思います。
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