なかなか厳しい相場でありますが、厳しいのは225や為替の動きであり、材料株は値上がり著しい銘柄もありますし、正に夢ある市場となっておりますね。
推奨銘柄では、先週末に【4592】サンバイオの利食いに成功しておりますし、【6050】イー・ガーディアンも分割が発表されて堅調です。
今日も何かしら良い銘柄は出てくるでしょう。
当然、買うべきは安くなっている銘柄でありますので、今日は利食いと仕込みで、なかなか忙しい一日になりそうです。
まあ、仕込みは少し慎重に行った方が良いので、利食いして全額仕込みに行くのではなく、仕込みは一部にしておいて、本当にチャンスと思える時が来た時にすべきと思うところです。
売ったらすぐに次は何を買うか?と考える人が多いのですが、今は冷静に様子を見ながら、コツコツやって行くべき相場と思います。
基本的に買いで良いのですが、守るべきポイントは沢山あるのです。
さて、英EU離脱問題でありますが、どうなるかは分かりませんが、離脱派の方が有利の展開の様ですね。
EUに加盟することにより、ヒト、カネ、モノが自由に行き来するので、グローバル企業は利を得やすいのですが、庶民にはちょっときついのです。
景気の悪い国から良い国を目指してヒトが動き、安い賃金で働きますので、景気の良い国の庶民は職を失います。
当然、治安も悪化しますし、外国から政治に口出しも出てきますので、庶民の不満は溜まる一方となるのです。
キャメロン首相をはじめ、ノーベル経済学賞を取った面々が残留を訴えておりますが、大多数の庶民がどれ程納得するのでしょうか?
去年はスコットランド独立を巡って紛糾し、僅差で独立は阻止されましたが、今度はどうでしょうね・・・。
残留となっても僅差の可能性がありますし、面倒な事になりそうな気配は濃厚であると言えそうです。
どうしてこんなことになっているのかと言えば、色々な国が統一通貨で政治を各々やっているからこんなことが起こるのであり、そこまでやるならば一つの国になるしかないのですが、それを半端にするからこんなに面倒な事になるのです。
ギリシャにしても、一地方として助ければ良いだけであったのですが、国として残っているからこんな面倒な事になるのです。
結局、EUのシステムが半端で、強い国がより強く・・・のシステムでしかないので、困ったことが起こっても対処不能なのです。
本当に困ったシステムでありますが、日本も他人事ではありません。
これは、とん挫しそうではありますが、政府が推し進めているTPPであります。
これも、EU同様にモノとカネが自由に動きますし、ヒトもまた自由に動くようになって行きます。
将来はTPPの名の下に主権が奪われ、若者の失業率は確実に上昇し、確実に少子化が進むことでしょう。
一部の富裕層は更に儲けるでしょうけれども、庶民にとって良い事なんてないのです。
形は少々違いますが、TPPを推し進めて行けば、いずれ今の英国の様な問題も生じてくると覚悟しておくべきでしょう。
さて、多くはリスク回避で株から資金を引き揚げて、国債に振り向けている様でありますが、こんな利率で回していても話になりませんし、再度株に戻ってくるのは明らかなのです。
この混乱でガタっと来たら、それはもうすっかり買われる事になるでしょう。
売り崩しを警戒する声もありますが、既に売られた状態で、売り叩いても投げは出ませんし、そんなリスクを冒すぐらいならば、売られたところを買う方が良いのです。
既に運用方針を見直したヘッジファンドも多数あると聞きますし、単純に売られると思って見ていると、せっかくのチャンスで墓穴を掘りかねないと思うところです。
「下げれば買いのチャンス!」
これが今の相場で一番大事なポイントではないでしょうか。
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