ボックス相場で代わり映えがしないので、ネタに困る日々でありますが、今日は「三菱UFJ銀国債離れ」と題して入札の特別資格返上の話が日経新聞一面トップでありました。
一面トップの記事だけあって、なかなかインパクトがありましたが、これは財務省との意見交換の権利を放棄する代わりに発行予定額の4%以上の入札義務を放棄する事が出来るので、マイナス金利で損益を拡大させずに済むメリットの方が大きいとの判断でしょう。
「既に限界突破まで買われた国債には付き合いきれない」
これが三菱UFJの本音かと思います。
結局、この資格返上により、日銀は政策転換を迫られることになると見ます。
一部では更なる追加緩和を期待する声もありましたが、そもそも限界の様態で、追加緩和は無理だと思っていましたが、これで完全に追加緩和は出来なくなったと見て良いでしょう。
これ以上追加緩和をするともなれば、資格返上をする銀行が増える可能性が増大しますし、これは国債の暴落の引き金になりかねません。
政府が政策を渋り、日銀任せで愚策を続けた結果、最後は苦し紛れでマイナス金利まで導入したのですが、結局貸し出しが伸びる事もなく、この様な結果に至った訳です。
日本に必要なのは低金利ではないのです。
儲かると思えば金利が10%でも20%でも、借りる人は借りるのです。
問題は、カネを借りても儲かる気がしない点なのです。
今借りたいと考えている人の中には、言い方は悪いかも知れませんが、返す気がない輩が多く混じっているのです。
返す気がない人にカネを貸すほど銀行は馬鹿じゃないですし、銀行だってある意味では必死です。
まあ、国債で確実に利を得ていたので、安穏していたのも事実だとは思いますが、今回の件で世は大きく変わる可能性が出てきたと考えるべきかと思うところです。
引き続き先行きは読み難いのですが、無理せず行けば材料株で利益は出せている環境ですし、引き続き材料株に関しては強気で行って良いと思います。
ただし、どの程度の強気かが重要である事は言うまでもありません。
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