今日は決算発表集中日ですが、これを過ぎるとやや落ち着きそうですし、今日までは様子見を続けていて良いと思うところです。
ただ、様子見している間に良いもの見つけたならば、買いに行くのは当然ですけどね。
さて、三菱自動車のデータ改ざん事件で一気に同社が窮地に至り、日産が増資を引き受けて支援を表明となりました。
あまりに早い支援発表でありましたが、それだけ厳しい状況に至っていたという事でしょう。
この支援発表により、本日もS高になりそうな気配でありますが、正直言ってそう簡単に売り上げが戻る様な問題ではありません。
いずれは戻れるかも知れませんが、三菱ブランドは残すとしているゴーン社長の考えは正しいのか?
まあ、株は夢を買う訳ですから、実際どうあれ盛り上がってくれて良いと思いますが「これで大丈夫!」なんて考えていると怖いかも知れません。
目先の上昇は空売りの買い戻しもありますし、売買するにしても、もう少し落ち着いて判断できるようになってからが良いかと思うところです。
ところで、国内2位に位置する日産自動車でありますが、昔はトヨタよりも売り上げがあり、日本車と言えば日産でありました。
特に「スカイライン」は売れに売れましたからね。
今では考えられない位にシェアは大きかったですが、そこに驕りが発生したと言いますか、労組出身者が社長になってからが酷く、どんどん業績を落として行きました。
その一方で国内2位だったトヨタは、野村證券とタッグを組んで増資を繰り返し、設備投資を続けて国内1位になり、更には世界1位にまで上り詰めました。
今期は円高で減益だそうですが、販売シェアは引き続き1位でありますし、もはや日産が三菱を買収してもトヨタには追い付きません。
今は設備投資を必要とする時代ではありませんが、機を見て行動出来る企業こそがトップになるという事でしょう。
ただ、今回の日産の行動でありますが、売り叩かれたところで増資引き受けで、株価は急騰。
良い買い物でしたかね?
負担を懸念して日産株は売られましたが、三菱の株価が上昇すれば、それだけでも日産にはプラスかも知れません。
急激な株価低下と、業績の悪化で焦ったのだとは思いますし、この判断しかなかったのかも知れませんが、本気で立て直す覚悟があったならば、他社を頼るべきではなかったのではないかとも思います。
もはやグループ内には甘えしかなかったのかも知れませんし、致し方ないとも言えますが、今後の動向は非常に気になります。
さて、ボロボロだった日産を立て直したゴーン社長の手腕や如何に!?
日産も三菱も当分触るつもりはありませんが、動きは観察して行きたいと思います。
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