何とも強い相場が続いておりますね。
買っている理由は日銀の追加緩和期待から来る円安でしょうか。
もういい加減にこのロジックは止めにして欲しいのですが、そんなネタしかないのが今の東京株式市場です。
しかし、何と申しましょうか、日銀が銀行に貸し出す時にもマイナス金利を適用・・・確かに銀行の収益は上がると言えますが、無条件でとまでは行かないでしょう。
利息を付けてやるが、貸し出しを増やせ!なんて条件は付くかも知れませんし、逆に言えば付けなきゃおかしいだろとも思います。
ただ、根本的に銀行がカネを貸さないのは、返してくれそうもないからであり、それこそ政府が債務保証でもしてくれれば、いくらでも貸し出すと思います。
そもそも現時点でもカネは余っているのですからね。
本当はカネをほぼ確実に返してくれる優良企業に貸したいのでしょうけれども、その様な企業ほど景気の先行きに敏感で、今は設備投資をしている場合ではないと判断しているところが多いはずですから、そんなところが借りてくれるはずもありません。
結局、貸したは良いが返ってこないとなるのが一番不味いのですから、カネを供給するから貸し出しを増やせ!と銀行に迫るのは横暴でしょう。
日銀任せのアベノミクスは、たった3%消費税を上げただけで大破したのですが、原因は中国のバブルが崩壊したからではないのです。
増税で景気を失速させたが、カネは湯水のごとく供給したのですから、相場はヘッジファンドのやりたい放題の乱高下で、個人投資家は大ダメージを被り撤退や様子見が相次ぎましたし、今尚個人投資家の動きは低調であります。
全くどうなってしまう事やらではありますが、それでも未だ日銀は自分の力で景気をどうにか出来るとでも思っているのでしょうか?
今回の銀行に対する貸し出し金利もマイナス金利適用は政策に自信のない日銀からのリーク情報でしょうし、食いついてきているのはヘッジファンドだけであります。
日銀政策決定会合は27日と28日でありますが、このリークによってサプライズ効果はゼロでしょうし、よほどの内容にしない事には相場にインパクトは与えられないでしょうね・・・。
またも荒れ模様となりそうですが、上でも下でも嵐の時はそれが収まるまで静かにしているのが相場の鉄則です。
まあ、ギャンブル的に攻めたいならば、そうした攻め方もありますが、今は余裕を持たせて嵐が過ぎ去るのを待つのが一番だと思うところです。
とは言え、面白い材料株もありますし、全部現金化なんて事ではどうかとも思います。
あくまでもバランス良くがお勧めです。
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