株式市場はまたも売り仕掛けに晒されている状況で、せっかく落ち着き始めていたのに本当に残念でなりませんが、主因は世界経済の不透明感であり、仕方がないとも言えそうです。
ただ、日本株が突出して売られていたのは事実ですし、原因は単なる円高ではないと思うところです。
乱暴に言ってしまいますと、日本には対外債務がなく、余裕があるにも関わらず、公共事業を縮小と言う緊縮財政政策で円の信頼が高まり円高。(もちろん国民は苦しみます)
これを修正するために日銀に金融緩和策を取らせていたが、それももう限界。
昨日の安倍首相の会見では「通貨安競争は是正させなくてはならない」との発言で、日銀は動かないとの判断が働き円高が加速しましたが、日銀の限界を表したものと見て良さそうな感じです。
言っている事は正しいと思います。
通貨安競争をしたところで、輸出企業の仕事がどんどん増えるなんてことはないのですし、ここまで円安にしても尚、日本経済は停滞が続いているのです。
何度も繰り返しますが、原因は、どう考えても「消費税増税」であり、これを修正しない事には何をやっても無理なのです。
ですから、日銀はもう何も出来ないと言ってしまっても良いのですが、その代わりに有効な政策を打ち出す必要はあるのです。
しかし、その辺が出来ないのがこの政権の悪いところで、打ち出しているのは商品券のバラマキと、16年度予算の前倒し執行・・・。
本当にこれで日本経済が浮き上がると考えているのでしょうか?
やばいところまで叩き落とし、原因は消費税増税であったので、これを減税して景気を立て直しますとでもやれば、株価も暴騰となる可能性はあろうかと思いますが、そうした大胆な政策を実施するためには株価をもっと虐める必要はあるかも知れませんね。
消費税減税を実現できれば、目先の株式市場が混乱したとしても、余裕で挽回できると思うところです。
とは言え、地の底に向かっている相場とは思いませんし、売られているところで必要以上に弱気ではいけません。
多くが先行きを見極めたいと様子見・・・。
良いではありませんか?
狙いを定めて買うべきものを買えば、また盛り上がって行く事でしょう。
主役はやっぱり材料株!この相場は当面続きそうな感じであり、目先の相場に騙されないようにしたいと思うところです。
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