日銀政策決定会合、FOMCを前に様子見気分の強い株式市場に大きな動きはありませんが、今日は日銀が会合の結果を発表します。
既に景気判断の下方修正が検討されているとの報道ですし、おそらくは景気判断は下方修正されるでしょう。
理由は中国などの減速で輸出が停滞しているからと言われておりますが、主因はやはり消費税増税だと思います。
GDPの85%が内需の日本ですからね・・・。
未だ消費税増税の痛税感は高く、消費税が気にならずにお買い物出来ている国民は少ないのではないかと思うところであり、当然その分以上に消費が抑制されているのが景気に悪影響を及ぼしているのは明らかでありましょう。
中国などへの輸出が減少しているとしても、それを金融政策で円安に誘導したからと言って、それが輸出増へとつながるような単純な話ではないと思いますし、そういった意味からも、今回は日銀は動かないと見ております。
今必要なのは追加緩和策ではなく、政府の景気対策でありますが、景気を悪くしたのはどう考えても消費税増税であり、これを5%に戻せば一気に景気は先行きが明るくなって行くのですけどね。
軽減税率がどうだとか、企業負担がどうだとか、それを補助して・・・なんてコストがかかる、めんどくさい事をやる必要なんてどこにもないのです。
まあ、めんどくさい事をやって、自分たちの権限や権益を確保するのが官僚と議員の仕事みたいなものですからね。
嫌な話ですが、頼れるものがこんな状況ですし、やれることは自分でやらなくてはならないと思うところであります。
元々株式投資は国に頼れないのですが、国の動きを利用して利益を出すことは可能であろうと思います。
例えば、今は年金運用の資金を株式にも投入しているのですが、去年9月の中間決算から見て、随分と値下がりしている状態です。
目先下げたからと言って、年金運用がどうにかなってしまう訳ではありませんが、運用益が大幅にマイナスでは明らかに印象が悪いですよね。
今年は選挙もありますし、18歳からの投票も始まります。
これらを総合的に考えて行きますと、日経平均が17000円程度では、ちょっと不味いのではないか・・・と、判断できます。
実際に先週、先々週と、GPIFなどの動きが反映されるとされる信託銀行の買いが目立っており、これは3末にかけてやる気だなと、判断する事ができるでしょう。
過熱感を示す騰落レシオが120%を超えてきておりますので、これは売りサインだと判断している投資家も居るかと思いますが、早まった売りは惨事を招く可能性があると認識しておくべきと思うところです。
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