本当にどこまで売るのだろうかと、イライラさせられる相場ですね。
確かに投げが出るまで売らせた方が良いとも言えますが、これ以上個人を苛めても委縮するだけで相場は盛り上がらなくなると思うのですけどね・・・。
日本企業は、今のマーケットを荒らしている原油安の恩恵を世界一授かりますが、株は世界一売られている状態です。
結局何が悪いのかと考えますと、本来1ドル90円でも利益が出ていたのに、円安誘導で輸出企業の収益を伸ばし、株価を引き上げたいという思惑で行われた円安誘導政策でしょうね。基本的に日本は財政赤字であっても無借金国でありますので、いざ世界が混乱に陥れば、安全資産である円が買われるのです。
日本が島国だから安全なのではなく、無借金であるし、世界中にカネを貸して金利収入までもがある国だからこそ買われるのです。
結局、無理に作りだした円安で作った株価ですので、円高に向かえば当然の如く消し飛びます。
国と言いますか、正しくは政府ですが、この借金の貸し手は我々国民の財産ですので、私たち一人当たりの借金という表現は、嘘なのです。
こうした嘘があるから、私たちは世を見誤ってしまうのですが、必要なのは需要の創出であり、需要を委縮させるようなことではダメなのです。
まあ、政府は「株高至上主義」ですから、景気が良くなる事より株価が騰がる事しか考えていないのかも知れませんし、これ以上下げると今までやって来た事が全て無駄と言いますか、愚かであったとばれてしまいますので、ここまで相場が弱ければ、流石の政府も動いてくるでしょう。
このままでは年金運用もえらい事になってしまいますし、完全にケツに火が付いた状態と言えますので、ここまで下落して来ると、相場は完全に催促状態だと思います。
確かに世界中に問題山積だと思いますが、ここまで酷くはない。
私にはそう思えるのですが、最近の相場はとにかく行き過ぎますからね・・・。
結局この行き過ぎる理由は、売買の7割を占める外資の要求で、高速取引を導入し、外資の好き勝手を完全に容認している東証や監督官庁にあると言わざるを得ません。
こうなったら、高速取引禁止の新しい取引所を作るしかないと思うところですが、潰れそうな札幌あたりがこんな路線で行ってくれると、面白くなる様に思うのですが、所詮は天下り機関でしかありませんし、大胆な行動は出来ないのでしょうね。
ただ、売るだけ売れば反発するのは、今も昔も変わらないと思いますし、こんな弱いところで弱気になっても仕方がないだろうと思うところではあります。
「売るだけ売れば反発するのは、今も昔も変わらない」
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