予想通りではありますが、FRB政策金利を0.25%引き上げました。これに対する為替はドル高で反応し、NY株も上昇で反応しました。→ ranking
まあ、確かに長年続いたゼロ金利でありましたし、歴史的瞬間であったとは思います。
過去の利上げ局面では、利上げ後1年で株高になっていた事実もありますので、株高になるのも分からなくもないのですが、上げた理由の最大のところは、とにかく発射台が低い点です。
0.25%上げても05%になっただけで、1%にすら達しておりませんので、これは引き締めと言うよりも、正常化に向けた第一歩と捉えることが出来るでしょう。
確かに景気は悪くない状態にあると思いますが、引き締められるほどに良いとは思えませんからね。
また、どうも無理やりドル高、株高に持って行った様な節も見られますので、この動きが続くと確信できるまでには至りません。
確かに利上げだけを見れば、買われてもおかしくないドルと株ですが、ドル高による米企業の収益圧迫は何度も伝えられております。
また、この株高の裏で週明けに相場に波乱をもたらした原油が安値を更新しておりましたし、米当局は40年ぶりに原油の輸出再開を決定しました。→ ranking
これにより、米国内の原油過剰感は消えるかも知れませんが、世界的な価格下落には拍車がかかるでしょう。
この他にも問題山積であり早速「日経平均は2万円回復へ!」なんてレポートもありますが、そうは問屋が卸さないと感じているところです。
まあ、どう動くかは資金力のあるところがどう仕掛けてくるかだけの話でありますので、どちらへ動いても不思議ではないのですが、日経平均は19000円以上でGPIFなどの公的資金が売って来た経緯がありますし、それがこの数日で変更になっているとは思えませんし、19000円以上はどう考えても割高水準なのです。→ ranking
もしかしたら20000円を再度見に行く相場が出るのかも知れませんが、行ってもそこまでではないかと思うところであり、ここで買おうなんて考えなくても良いと思うところです。
ただ、材料株は面白くなると思います。
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