NY株安の流れで、昨日の大幅続落に続いて弱く始まっている今日の東京株式市場でありますが、昨日はNYに先行して下げた分だけ酷くはない感じですね。
売られている原因は、円高であろうと思いますが、三井住友建設のマンションが傾いた件で旭化成によるデータ改ざんがあったであるだとか、東洋ゴムによる三度目のデータ改ざんなど、相次ぐ不正もマイナスに働いているかと思うところです。
VWのデータ改ざんもありましたし、こんな事では何を信じて投資したら良いか分かりませんからね。
本当に困った事態でありますが、何故にこの様に企業は不正に走って行くのでしょうか?
当然利益が欲しいからであるとは思いますが、不正をしてまで利益を得ようとするのは異常としか言いようがありません。
ただ、こうした不正をしてまで・・・の背景には、所謂物言う株主の存在も影響しているかと思うところです。
株主は、企業から出る配当や、株価の値上がりにしか興味がなく、それが得られなければ株を売るだけなのですが、最近は企業側にもっと配当を!等と迫るケースが多く、企業側もそれに応えようとするのは良いのですが、それが行き過ぎて不正に走っているケースが多い様にも思えます。
株主が悪いから・・・とまでは言いませんが、こうした不正の背景には、投資家の姿勢も影響しているように思えてなりません。
黙っていろとまでは言いませんが、利益を得るために会社に圧力をかけるのではなく、会社が正常に機能するようにチェックする様な株主でありたいものです。
そうした姿勢であったならば、こうした突発的な悪材料に見舞われる事なく、もう少し平和な相場で利益を得て行く事ができるでしょう。
こんな、天災や事故などではない、犯罪で株価が荒れる様な相場では、投資家はどんどん逃げて行ってしまいでしょう。
業績がどうだとか、もう少しまともな材料で相場が判断出来る様な状況を望みたいところです。
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さて、軟調な理由の主な材料は、米の景気減速が、米利上げを見送る材料となる可能性が高いとの判断で、利上げを予想してドルを買っていた向きがポジションの変更を余儀なくされているために円高となっているからでしょう。
FRBは、もう少しはっきりと、やるもやらないも言ってくれれば良いのですが、このままはっきりしない様な感じでいますと、益々混乱が広がりかねませんが、今月末のFOMCで利上げを当面実施ない様な感じが見えれば、30日の日銀レポートでの追加緩和は有るかも知れません。
下を見に行く様な相場になって来ておりますが、米景気減速と、日銀の追加緩和思惑でのシーソーゲームの様な感じが続きそうな感じでしょうか。
この相場の行方を読むのは非常に難しいと言えますが、基本的には無理をしないで行けばよいだけです。
材料株の動きも悪くありませんし、無理をせずにゆったりと構えていれば、いずれ大きなチャンスに乗れることと思います。
では、またお会い致しましょう。
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