今のところ大至急逃げなくてはならない様な相場ではないのですが、確実に不透明感は増しております。
今年はギリシャ問題で大騒ぎの場面もあった株式市場でありましたが、そもそも世界経済に対して大した影響がないにもかかわらず、あの騒ぎでありましたが、今回は本当にどうなるか分からない新たな問題が膨れ上がって来ております。
これは、言わずと知れた欧州難民問題で、発覚当初から危険な材料だと認識して、そうしたレポートも発行して来たのですが、やはり問題は相当大きなものとなっている様です。
着の身着のままで流れ着いた人達は、当然食料もありませんし、住むところもありませんが、何十万人どころか何百万人に対してそれらを与え、更には仕事も与えて行かなくてはならないのですから、欧州の負担は大変重いものになっているのです。
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お金を持ってきているのであれば、消費が増えるのでプラスになるのですが、そんな訳がありませんからね・・・。
どう考えても安い労働力にしかならないので、放っておいたら当面はデフレへと進んで行くしかありません。
この様な状況に業を煮やしたフランスはISISへ対する空爆を開始しましたし、欧州は相当緊迫した状況にあると言えますし、今後強調した国々が攻撃を強化して行く事でしょう。
正直言ってISISの勢力がどの位で、どれ程の脅威があるのか?であるとか、空爆で片付く話なのか?など、分からないことだらけであり、判断が非常に難しいのです。
中東の安定は原油安を加速させる可能性が高く、原油安を嫌っている中東各国や、米国、ロシア等は、実はISISが中東を荒らしてくれている方が嬉しかったりするのかも知れませんし、問題は非常に複雑であると言えますので、これを不透明以外のどの言葉で説明したらよいのか見当がつきません。
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また、安倍首相はほとんど希望の持てない新三本の矢を提示してきましたし、中国首相は何の進展もない悲惨な米中首脳会談となり、どこを向いてもまともな材料がありません。
強いて言えば、米の景気が良い事が追い風と言えますが、米だけで世界経済を牽引できるはずもありませんし、強い米経済の背景には中国の消費があった事も事実でしょう。
本当は内需が85%もある日本経済は、減税で消費喚起をすれば問題なく景気をよくすることができるのですが、「人口減で所得税等の税収が減るから消費税で安定財源を」と言う、小学生レベルの思考から生まれた方針で消費税増税路線まっしぐらであり、その結果としてこの冷え込みですからね・・・。
方針さえ間違わなければ何とかなる可能性もあるものを、世界と共に沈没路線でありますから話になりません。
うまく行ってくれれば良いのですが、今のところは非常に不透明であり、私としても様子見せざるを得ない状況であります。
まあ、今にも暴落が起こるとまでは考えておりませんし、まだしばらくは何とかなると考えておりますので、無理さえしなければ良いし、基本的に材料株の売買で当面は乗り切って行けると考えているところです。
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ただ、近い将来、おそらくは数か月先になるとは思いますが、売るしかない相場になって行く可能性が高まっているとの認識は持っておくべきと思うところです。
今は未だ売り時ではないので、焦って行動しては行けませんが、いざの時は売って行ける準備をして行くべきと考えているところです。
業績的には買いで問題ないと思いますし、今は安いところを買って行けば良いのですが、売り転換の時が近づいている可能性がある事を認識して行くべきでありましょう。
では、またお会い致しましょう。
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