昨日はパッとしない東京株式市場でありましたが、昨夜のNYは大幅に上昇しました。
上げの主因は各方面からの利上げ延期圧力に加え、やや軟調だった経済指標が利上げ延期観測に繋がり、それが株買いを誘発したのではないかと考えているところです。
この流れを受けて東京は好スタートとなりましたが、あくまでも目先要因であり、今度は更に目先要因である上海市場が始まりますので、この動き次第ではまたも厳しい相場になる可能性があります。
結局、今はチャイナショックの後の見極めの段階で、底値を探る様な時ではないと判断して良いかと思いますので、それ程下値を警戒する必要はないのです。
ただ、実は大きな問題が日本にあります。
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それは、既に前期からGDPがマイナス成長に至っておりますが、黒田総裁は今期プラスに戻ると自信ありげでしたが、これはマイナスの可能性が高いと見て良いのです。
2期連続マイナスとなれば、日本経済はリセンション入りでありますが、もはや金融緩和でどうにかなるものではないのです。
アベノミクスとやらで、これだけ巨額の緩和策を実行して来たにも関わらず、それを停止していないのにこんな事になっているのです。
もはやアベノミクスは崩壊し、アベノリスクでしかないのです。
外需は中国のバブル崩壊によって機械受注が急激に落ち込んでおりますし、内需は消費税増税で個人消費は落ち込んでおりますので、今後の企業業績に陰りが出る可能性は非常に高いのです。
黒田総裁は賃金は延びて来ているし・・・みたいな事を言っておりましたが、伸び率は0.3%でしたでしょうか・・・。
全然力強くありませんし、これから大きく伸びそうな気配は何処にもありません。
アホな政治家たちは軽減税率がどうだとか、マイナンバーで還付しようだとかとやっておりますが、見込みのあるのはマイナンバーによる還付です。
まあ、どうせ還付率は低いでしょうし、効果が出るとすれば、中間所得層までががっちり減税される位にしなければ駄目ですけどね・・・。
一つ、サルでも分かるかも知れない経済講座をしましょう。
個人消費が伸びなければどうすれば良いのか?
減税すれば良い。
以上です。
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基本的にお金はある国なのですから、消費が喚起されれば税収は伸びます。
消費税でもっと税を取れ!としなくとも、消費を喚起すれば問題は解決する可能性が高いのです。
バブルが崩壊しても相変わらず中国の富裕層は爆買いを続けている様ですし、そもそも中国における株式市場の時価総額は、GDPの10%程度で、ほぼ100%の日米の株式市場とは経済に対する影響が少ないのです。
ですから、バブルは崩壊しましたが、リーマンショックの様な事にはならないと見るべきですし、いつの間にか立ち直って来くる可能性もあるのです。
まあ、崩壊前の様には行かないと思いますが、問題ないレベルには至る可能性はあると見て良いかと思いますので、あまり心配しすぎてもいけないと思うところです。
ただ、このまま日本国内の消費を喚起できずに行けば、いずれ不味い事にはなるでしょう・・・。
消費税増税という戦後最大の税制ミスは、完全に日本を沈没させるかも知れません。
もはや金融緩和でどうにかなる可能性は低いですし、必要なのはどう考えても政治力なのですが、くだらない特区ばかり作っているだけで、何も良くなりそうな気配はありませんからね・・・。
経団連の圧力で外国人労働者の受け入れを進める様な方向でありますが、国内に人は余っているのです。
それこそ賃金が騰がって、みんなが安心して働ける様になれば、少子化だって解決するはずなのです。
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それを外国人労働者を受け入れて、人口底上げだとか言っているのですから、もはや馬鹿か、銭ゲバとしか言いようのない下衆な奴らとしか言いようがありません。
まあ、そんな事を言うと、経団連は海外との競争力がどうたらと言うのでしょうけれども、ほとんどの工場を海外に移している奴に言われたくはありませんし、大事なのはどう考えても内需でありますので、輸出が主の経団連の意見なんて内政には必要ないと言っても過言ではありません。
何をすべきかは明らかで、特に難しくもないのに、本当に困った状態で、今までは先高観を持って相場を見て来ましたが、このままではタイムリミット付となりそうです。
ダメならダメで流行りのレバレッジ投信でベア2倍でも買うしかありませんが、そうすべき時はレポートして行きますので、参考にしてみてください。
では、またお会い致しましょう。
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