相場は夏枯れで、材料株に資金が向かっても良いかと思って見ているのですが、なかなか思ったようには行っていない感じですね。
上昇している銘柄もありますし、期待できる銘柄も色々あるので、特に悲観する様な感じではありませんが、あまり面白くはないのも確かです。
この様な状況で、どんな話をしようかと考えていたのですが、今日は原油価格の行く末について考えてみたいと思います。
正直な話ですが、株と違ってそれ程詳しく知っている訳ではありません。
ただ、基本的に需要と供給の問題であり、世界経済の分析を応用すれば、突発事故や事件がない限りはある程度の予想はできると考えているところです。
まずは供給面ですが、米のシェールガス開発を発端に、原油は確実に産出量が増えましたし、今後は中国などもシェールガス開発を進めてくると見られますので、向こう何年も原油はじゃぶじゃぶの状態となるでしょう。
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需要面では中国経済が失速しておりますので、米が好調で需要があるとしても、全体的には需要減でしょう。
これらの材料で原油価格は下がるしかない状況であり、今後も下落が続く可能性が高いと見ますが、この原油安で真っ先におかしくなっているのが産油国のベネズエラです。
ここは中国が巨額の出資をしているのですが、このままデフォルトになれば中国のダメージは相当大きなものになる可能性があります。
また、原油安で困っているのはブラジルやロシアも一緒で、このままではブラジルオリンピックは開催不能になってもおかしくありません。
また、ロシアは底力があるので耐え抜く可能性はあると思いますが、単にデフォルトするよりも、周辺国にちょっかいを出してくる可能性があり、新たな問題が発生してくる可能性もあります。
更に、米国でありますが、同国もまた産油国であるわけで、ダウ30にも石油関連株が多く含まれておりますし、原油安はこうした大企業に大打撃を与えているのです。
消費面で言えば、間違いなくプラスであり、マイナス分を埋めると思うところですが、石油関連企業が多いので、全体的には思ったほどに景気が良くならないのかも知れません。
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では、日本はどうでしょうか?
日本にとっての原油安・・・。
メディア的にはマイナス面ばかりが報道されがちですが、正直言って原油安によるデフレは大歓迎でしょう。
原油安は間違いなく国内消費を底上げしますし、日本は内需がGDPの85%ほどなのですから、単純に原油安を喜んでいれば良いのです。
ロシアがどこかの産油国を占領したとか、何か世界情勢が不安定化する様な事が起こされない限り、当分は原油安の流れに歯止めをかける事は出来ないでしょう。
ですから、目先反発局面があったとしても、そこは売り場でしかないと思うところです。
ただ、何かしら不安要素はあるので、常に色々なところに目を光らせておく必要がある点はご理解頂きたいところですが、とにかく当面は下だろうと思うところです。
さて、この原油安。
日本にとっては間違いなくプラスであるのですが、それを相場が評価するタイミングは何処でありましょうか?
いずれ評価されるはずでありますし、動き出す前にコツコツ買って行けばよいだろうと思うところです。
では、またお会い致しましょう。
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