今朝までの海外市場の多くはFOMCを前に様子見状態で、目立った変化はなかった様に思います。
変化に対する注意は必要ですが、今の世界経済は株高に支えられているとも言えますので、FRBが乱暴な手段を執ってくるとは思えませんし、たとえここで「忍耐強く」が削除されたとしても、利上げが直ちに行われるはずはありませんし、直ちに相場が急変する様な事はないと見ております。
株価が大きく崩れる事こそが最も恐れる事であるはずですので、その辺には最大限気を遣ってくる事でしょう。
ショックを起こすとすれば、それはもっともっと多くの人が相場に対して強気になって来たらであり、今の段階ではあり得ない話と思うところです。
さて、日本でありますが、昨日は日銀政策決定会合後の黒田日銀総裁による記者会見がありました。
原油価格を物価算出に入れているために、相変わらず上昇率はマイナスでありましたが、原油を除けばプラスである事は確かであり、一応目標に向かって動いているのは確かであろうと思いました。
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ただ、そもそも物価は景気が良くなって上昇すべきものであり、金融緩和策で上昇させても意味はないのです。
消費税増税だけで3%の物価上昇を押し付けられ、更に2%の物価上昇を目標にしているのですから、国民の生活は苦しくなる一方であります。
トヨタを筆頭にベア回答が良好で賃金の上昇期待が高い昨今でありますが、給料が前年比で5%以上の伸びを見せている企業がどれ程ありますでしょうか?
このままですと来年は更に増税して消費税が10%にもなろうというところであり、このまま消費が伸びるとは思えないのですけどね・・・。
そう考えると、企業業績に対する期待は薄れますし、株価も危ないのではないかと思うところでありますが、日銀やGPIFなどの公的資金が着々と株を買い集めており、今まで経験したことがない位の高需給下にありますので、単純に景気だけを見た予想ではいけない様に思うところです。
昨日の会見で、黒田総裁は言いました。
株価は高いと思わないし、過熱しているとも思わないと・・・。
私は、時価総額が600兆円程度となり、GDPを上回る水準となった今。
これはもう行き過ぎであると感じておりますし、上昇速度から見れば過熱していると思います。
ですが、確かに二週連続で個人が買い越ししてきているとは言え、信用買い残が3兆円にも満たない状態で加熱とは言えないでしょう。
色々な限界点を突破し、私の先行き予想よりも上に行ってしまっている日経平均ではありますが、多くの材料株は買われずに放置されているので、この点から見ても過熱はしていないとも言えます。
ですから、黒田総裁が言う事は分からなくもないのですが、素人が聞いたら大きな勘違いになってしまう様な話しであります。
まあ、結局は異次元緩和で、異次元相場になっている・・・。
ただそれだけの事であるのですが、異次元が故に旧来の投資家では怖くて手が出ないのです。
現に兜町は静かなもので、私を含めてですが、皆日経平均なんて騰がらなくていい!って思っているのです。
ですが、私はこの恐ろしいまでの日経平均の強さを見て悟りました。
1980年代の相場の時もそうだったのですが、あの時は怖くて買えないと思ってから1年も上昇したのです。
買えるのは新人類だけだと・・・。
今は新人類なんて言葉はありませんが、今も昔も変わりはないのです。
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常に新たな考えを取り入れて、その相場に対処して行くしかないのです。
日経平均しか騰がらないなら、日経平均を買えば良い!
ただそれだけなのです。
まあ、見極めは難しいですし、素人がこのレポートを読んで単純に日経平均を買うのは恐ろしい事と思いますが、ここまで来たなら発想は転換しなくてはならないと言うのが私の相場観であります。
やり方はいろいろですが、参考にされたい方はメンバー専用情報をご覧ください。
では、またお会い致しましょう。
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