昨夜の米国株は、11月の小売売上高が好調であった事や、新規失業保険申請件数が減少した事などから買われ、一時は大幅に値上がりしていたのですが、大引けにかけて原油安リスクが意識されてボケる展開となり、三指数は揃って小幅高に終わりました。
ただ、悪材料となっている原油高でありますが、ルー財務長官が言っている通り、減税効果もあるのです。
原油安でデフォルトする国が出てくる可能性はあるものの、多くの先進国にとっては大きなプラス材料に他ならないでしょう。
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これは、景気減速が懸念されている中国にとってもプラスでありますし、もちろん日本にもプラスです。
また、他にどんなプラスがあるかと考えますと、暴れているイスラム国の勢いを削ぐ効果もあるかと思います。
何せ彼らは原油施設を奪って資金を得ているとも言われておりますし、原油価格が下落して行けば、資金源は断たれる様なものですからね。
また、アラブの春に代表される民主化運動も、原油高が要因の一つであったとも考えられます。
そもそも原油価格は上昇しすぎでありまして、どう考えてもバブルであったのですが、バブルが故にこうした混乱が起こっていたとも言えますので、そうした混乱の沈静化には原油安が必要とも言えるのです。
そもそもこの値段でも数年前の値段より高いのですし、別にこの値段でもやってやれない事はないはずなのです。
まあ、バブルを体験してしまうと、しばしショックが出ますけどね・・・。
誰の発言だったかは覚えていないのですが、オイルショックの後に、ある産油国の王子か誰かが、「おじいさんはラクダに乗っていた。父は車に乗っていた。そして自分はジェット機に乗っている。しかし、私の孫はまたラクダに乗るだろう。」と、感慨深い事を言っておりました。
おそらく、その当時は原油を掘り尽して資源がなくなる事を想像して言っていたのだろうと思うところですが、何か本当にそんな時代になって行く様に思えてなりませんが、今まで稼いだマネーで買っていたなのは宝石や金などの宝飾品だけではなく、先進国の株や債券も買っていたのです。
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資源がなくなれば、そうした金融資産の配当などで利を得て行く作戦もあったと思いますが、これ程急激に原油価格が下落すれば、国家予算を確保するためには売らざるを得ない様に思うところであります。
今年も日銀はETFで大量の株を買ってきましたが、この買い需要に対して売っているのは個人とオイルマネーなのかもしれません。
また、今後どこで原油価格が落ち着くのか分かりませんが、落ち着くまでは相当の売りが出る可能性がありますし、だからこそ流動性が思ったよりも低下して行かないのかも知れません。
それも考えてGPIFにも株を買わせる・・・ここまで考えていれば凄いなと思うところですが、さてどんなものでありましょうか?
さて、昨日は225ベースできつい下げが出ましたが、材料株はそれ程きつくはありませんでしたし、これ以上下げないと思えば個人も上値を買わざるを得なくなるでしょう。
18000円までは利食いやらロスカットやら年内は色々出てくるかと思いますが、基本的には強気対応をした人が勝つのではないかと思うところであります。
期待出来る銘柄を仕込み、これからの利益をしっかり取って行きたいものですね。
では、またお会い致しましょう。
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