昨夜の米国株は、前日に続いて荒れ模様が続いていたのですが、セントルイス連銀のブラード総裁が、資本市場の混乱を鑑みて、QE3の延長を提言し、株式市場は落ち着きを取り戻して買い戻される展開となりました。
それ程強烈とは思いませんが、これ程相場が荒れれば口先だけでも介入すべきと思いますし、これは良い提言だったと思います。
口先ではどうにもならないともいえますが、マーケットが疑心暗鬼で混乱状態になっている時には、やはり口先でも介入すれば落ち着きも取り戻すこともあるというものです。
あまりに酷い口先介入では洒落になりませんが、この位まともなものであれば評価できるというものです。
ところで、この下げの原因はいったい何なのでしょうか?
特に欧州での下げが影響しているのは分かりますし、それがドイツの不調である事も分かりますが、何故に日本株がこれ程売られるのか?
物理的に欧州の資金が日本株を買っている比率が高く、それが売りに回った結果との意見もありますし、それもあるなと思うところではあるのですが、やはり厳しいのはGDP比で85%を占める内需の低迷ではないかとも思うところです。
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安倍首相は、海外での講演で女性の社会進出を後押しする事や、法人税率の引き下げで成長を加速させるとかなんとか言っておりましたが、やるべき事は女性が安心して子を産める世を作る事です。
また、子を産んだ女性の社会的地位の向上でも良いでしょう。
少子化で働き手が居ないから女性を働かせる・・・。
これではどこまで行ってもこの問題は解決しないのです。
目先よりも10年、20年先を考えれば、今よりももっと子を産んでもらわないと話にならないのです。
また、法人税率の引き下げでありますが、これはまあ必要であろうと思うところでもあるのですが、発想を変えれば全く必要のない事でもあるのです。
例えばでありますが、確かに治安は悪化傾向にあるかもしれませんが、これ程インフラが揃って、しかも安全な国はないのです。
徹底した安全管理と、利便性を売りにすれば、もっと質の良い企業が日本に興味を持つ可能性はあるのです。
まあ、外国企業ばかりになって、住んでいるのも外人ばかりでは、流石に嫌だなと思うところでありますが、法人税が高いのにはちゃんとした理由があるとして説明して行くのも手なのです。
何せ、法人税率を下げるから、他の税を上げる・・・。
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日本の政治家と官僚は足し算と引き算しかできないのです。
ここをこうすれば相乗効果で・・・という掛け算的な発想がないので、海外に行ってもこんな発言しか出来ないのです。
本当に情けない話でありますが、それが故に株価がこんな事になるのかなと・・・。
まあ、もちろん原発が再稼働できない問題であるとか、医療費がかかりすぎている問題だとか、公務員やそれに準じた周辺団体が多すぎるであるとか、数えればきりがない程に問題はあります。
ですが、とにかくこの首相の発言はその中心でありますから、まずはここから何とかしない事には何も始まらないともいえます。
とにかく、一人でも多くの人が、少しでもまともな考えで政治家を選ぶ様にならないと、とても話になりません。
まあ、選べる範囲にまともな政治家がほとんど居ないのも問題なのですけどね・・・。
さて、株価は前日の終値を挟んだところでのもみ合いとなっておりますが、個別はそれ程悪くない動きをしている様にも思います。
叩くところまで叩いたと思いますし、ここまで来ればそれ程不安を募らせる必要はないだろうと思うところです。
ここまで来たら、それこそ強気で攻めて行けば良いでしょう。
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そもそもこの辺までは下落する可能性があると、高値付近で警告しましたし、別に恐ろしいことが起こっている訳でもありません。
下げたところこそ強気!これが出来なければ、株で利益は得られませんからね・・・。
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