おはようございます。

先週末の米国株は、原油高、GDP確報値の上方修正等が後押しして上昇し、NYダウは167.35ドル高と大幅な反発となりました。

22日以来連日100ドル超の値幅での乱高下となっておりますが、この大幅高でも前日の下げ幅を埋めておらず、強い事は強いのですが、読み難い状況が続いている事に変わりはありません。

結局、考え方の問題なのですが、要は皆迷っているのです。

上にしても下にしても、これだけの値幅が続くという事は、恐怖と期待が入り乱れており、しかも誰も先行きを見通せていない状態といえます。

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ただ、全般トレンドが下向きになっている様に思いますし、どちらかというと恐怖の方が上回っている様には思います。

どちらかといえば下に向かっている様に思いますが、結論を出すのは難しい状態であり、あえて結論は出しませんが、金融緩和策は終わるのですし、今後は引き締め時期の模索となるのですから、株価がこれまで通り上昇を継続して行くと考えるのは、ちょっと無理がある様には思います。

まあ、その分ECBや日銀がバラマキを肩代わりする形になりそうですから、そう単純な問題でもないのですけどね。

ですから、ここは結論を急がず、より確実な方向性が見えてきた時に本格的に行動すれば良いと思うところであるのです。

年中勝負していたら負けますからね・・・。

競馬に勝利者が居るとは思いませんが、例えばその日一日では勝利者は居るでしょう。

そして、その勝利者の多くは、自分の得意なレースだけに賭けた人だと思うのです。

全レースに均等に賭けていたならば、ほぼ負けだったはずです。

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それで勝てたならば、それはマグレ以外の何物でもないと思うところであります。

さて、日本株の方ですが、同じく迷いがあると言えますが、週末は配当落ち分があったにも関わらず、かなりしっかりした値動きでありました。

まあ、しっかりだったのは225だけであり、特に材料株などは酷い状態であったのですが、思ったよりも随分としっかりしていた様に思いました。

NYの先取りかとも思いましたが、NYは変わらず程度のスタートでありましたし、独自で強かったともいえるかと思いました。

ただ、NYよりも高値付近での揉み合いが続いているとはいえ、すんなり上に行けそうな気はしません。

そもそも円安は国益だなどと、訳の分からない理論で政策運営をされておりますからね・・・。

実際、円安で一部の企業では増収効果があり、株価も上昇しているといえますが、貿易収支は拡大を続けているのです。

いくら一部の企業の収益が伸びたとしても、貿易収支が赤字では話にならないのではないか?

原因は原発が止まっているからだとしてくるのでしょうし、そうである可能性は高いと思いますが、「貿易収支が赤字だから原発を動かせ!」とするのは、あまりに突飛であります。

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まあ、直下型地震が起きたり、大津波に襲われたりしても、一切問題なく運用できる施設であるならば、当面は稼働でも致し方ないとも思いますが、基本的に現代の科学では処理できない放射性廃棄物というゴミが出るのです。

現時点でも六ヶ所村の保管量を上回っているというのに、これ以上ゴミを作ってどうしようというのか?

こんな事をするならば、少しでも通貨価値を上げ、輸入物価を下げる努力をすべきでしょう。

そうでもしないと、この貿易赤字はどうにもならない可能性が高いといえます。

ただ、唯一の救いは、通貨下落で輸入物価が上がれば、必然的に国内生産の農産品に割安感が出るので、特に米から入ってくる安いだけの劣悪な農産品に国内農産品が対抗できる可能性が出てくる事です。

本来は国産品への価値を、国民が認識する必要があるのですが、多くは値段しか見ていない愚か者集団であります。

まあ、円安で輸入物価が上がれば、そこに文句を言うだけで終わるかも知れませんが、少しは生活を見直すきっかけにもなろうかとは思うところです。

ところで、全ての経済学者ではありませんが、特に政府の御用学者たちは、「デフレが悪だ!インフレにならなきゃダメだ!」といいますし、私もまあそうだろうなと思うところでありますが、それを金融政策で導こうというのは、どう考えても間違いでありませんでしょうか?

皆が物を求めて物価が上がるインフレなら良いと思います。

例えば、新しい車が欲しい!テレビが欲しい!家が欲しい!安全な農産品が欲しい!等、これらの心理から生まれるインフレは大いに結構でしょう。

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この心理から生まれるインフレは、比較的気持ちが良いのです。

しかし、金融政策から生まれるインフレはどうでしょう?

単に通貨下落によって原油価格が上昇、輸入農産品の価格が上昇、さっぱり気持ち良くありません。

有るのは恐怖感のみではありませんでしょうか?

安部内閣の支持率はぐっと下がったそうですが、彼のやろうとしている事は、ほぼどれもくだらない事ばかりです。

いい加減国民はそれに気づかなくてはならない時だと思うのですけどね・・・。

消費税増税だって、間違いなく失敗です。

消費税は、強制的にインフレに持って行かれたようなものであり、誰もが消費に警戒感を強めただけです。

これで景気が良くなるはずがないのです。

商品が売れないのは、魅力的ではないからであったり、不要であったりするからであり、金融政策のせいではないのです。

カネはあるのです!

使わせる知恵がないだけなのです!

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政府がやったのは、拡大する貿易赤字を更に拡大させ、持ち直してきていた景気に打撃を与えただけです。

さて、その審判が下るのはいつでしょうか?

米株は乱高下し、日本株もそのあおりを受け始めておりますが、完全に無視して動けるでしょうか?

確かに格上げされる日本企業は割合増えている様に思いますが、あくまでも一握りの上場企業での話です。

という訳でありまして、この様な状態で無理にレースに参加する必要はないと思うのが、今の投資判断であります。

まあ、それでも買える銘柄があるのが、競馬とは違うところではあるのですが、それでも控えめに・・・であります。

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