連休中の米国株は、アリババの上場に対する換金売りでNASDAQが大幅値下がりしたりしましたが、特に問題が発生している訳でもなく、全般安い展開ではありましたが、特に問題はないといった感じでありました。
ただ、今週はイギリスでスコットランドの独立の是非を決める住民投票がありますし、米ではFOMCがあります。
スコットランドの独立についてでありますが、事前調査で51%の人が独立を支持しているという事で、独立に現実味とされておりますが、49%の人は反対しているのです。
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大多数が独立賛成であるならば、独立後の困難にも耐えうるだろうと思うところでありますが、現状では半分近くの人間が反対としているのですから、この状態で独立となれば混乱は大きなものとなるのではないかと懸念しております。
これは、完全に民主主義の弊害であるといえますが、そもそも日本人と欧米人の考え方は違うので、特に問題はないのかな?とも思うのですが、どの様なものなのでしょうか。
例えば、考え方の違いは世論調査にも表れているのですが、日本であれば、Yes or Noではなく、少なくともどちらとも言えない、という日和見的な項目があるものです。
こうした日和見的な項目により、ある程度変化後を読み解くカギにしたりするのですが、あくまでもYes or Noであり、いったいこの後にどうなるのだろうか?が読みにくいのです。
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しかし、欧米人は常に選択を迫られ、選択して生きているといわれますが、無回答なんて事もないのでしょうかね・・・。
完全に文化が違う国であり、結果が予測しにくいのですが、仮に独立が決まったとすれば、少なくともポンドの下落→ユーロ下落=ドル高の構図にはなるでしょう。
後は円がどちらに振れるかでありますが、そのまま円高になるか?それともドル高が強くて円安が続くかでありますが、ここのところ一気に円安が進みましたので、反対方向へ動く可能性の方が強いかもしれません。
まあ、この辺はもう少し観察しないとどうにもなりませんが、ここまで円安が進んだのですし、ここから更にドルを買う必要はないと思うところであり、とりあえずは利食いして様子を伺って行けば良いだろうと思うところであります。
次にFOMCでありますが、いずれにしても今回も利上げ時期は明示しないだろうと思います。
ただ、多くがそうした予想である中で、予想以上に早い時期に利上げとなる事を予想させる内容となった場合は、やはり相場には影響が出る事になるでしょう。
よって、余り気を抜き過ぎてはいけない週という事になります。
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ところで、日銀の黒田総裁は一生懸命動いている様にも見えますが、日本に必要なのは構造改革であり、金融政策ではないのです。
もはやいくら緩和したところで、株や為替に影響を及ぼすことは出来ても、景気には大した影響を与えられないのです。
そもそも貸し出しが増えないのは、融資条件が厳しいからというよりも、設備投資したら儲かるぞ!という見通しが立たないからに他ならないのです。
これは、どう考えても構造の問題であり、金融政策の問題ではないのです。
さて、日本政府は何時まで経ってもまともな動きを見せませんが、そろそろやってくれるのでしょうか?
消費税増税に絡んだ消費の落ち込みは、一時的・・・。
こんな見通しを出している様では、先行きが暗いとしかいいようがありません。
私も一時的であって欲しいと願っておりますが、やはり物価上昇に給料が付いていけていない状態でありますので、これは難しいとしかいいようがありません。
何にしても、今は政府の出方であるとか、景気の状態を見極めるしかない時であり、待つしかない時でありますが、いずれにしても大きな動きが出る日も迫っていると思います。
しっかりと見極め、的確に行動して行きたいものです。
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