昨夜の米国株は、堅調に寄り付いたもののNASDAQはまたも1%を超える下げ幅となり、またも下落かと思わせられる局面もあったのですが、終わってみればプラス圏となっており、NYダウ、NASDAQ共に二日続伸となりました。
そろそろ落ち着いても良いころと思うところでありますし、この下髭で大分雰囲気も変わるかもしれないとも思える動きではありましたが、ここのところのNASDAQの下げは中長期的に見れば当然といえるし問題もないと思うところではありますが、短期的に見れば相当きついと状態であり、売りが売りを呼ぶ展開が加速すれば大変苦しい局面が出る可能性は否定できないところであろうかと思うところであります。
少し心配なのは、あまりに酷い下落が起これば順調に成長軌道に乗って来ている米経済を直撃する可能性もある点ですが、この辺はFRBも監視している事でしょうし、大きな混乱は起こさない様に思うところでありますが、とにかくこの成り行きは良く観察して行く必要があるでしょう。
おかしいと思えば、やはり逃げざるを得ないですからね。
さて、日本株の方ですが、昨日は安倍首相と黒田総裁の会談があり、株価は首相が追加の金融緩和策を要請するのでは?との思惑が働いて急騰するかに見える動きもありましたが、結局何もなかったという事で大引け前には急落しかける場面もありました。
本来首相が金融政策に口出しするのはおかしな話であると言いますか、口出しで日銀が動くようでは日銀がある意味がないと言えるのですが、市場は口出しに期待しているとしか言いようのない値動きでありました。
本当に情けないと思うところでありますが、それでもこんな動きを作っているのは一部の投機筋であろうと思うところであり、多くの投資家が望んでいるのは政府の第三の矢であろうと思うところです。
もはや第三の矢なんて期待があったのか?と思える程に昔の話になりつつありますが、私としては来週の日米首脳会談の時にTPP交渉が進展し、それが第三の矢につながるのではないかと見ているところであります。
しかし、昨日の首相と日銀総裁の会談ですが、首相が執務室に戻って株価ボードを見て、「もうちょっとだったな」と呟いたそうですが、こんな程度で株価が上がるとでも思っているのでしょうか?
単にシャレであって欲しいと思うところでありますが、これが本気であったとするならば、相当な愚か者であるとしか言いようがありません。
金融に対して素人である事が丸出しであり、去年末の東証での演説で、「来年もアベノミクスは買いです!」と自信満々に宣言したのですが、このレベルの頭脳から出された発言だったとすると、ちょっと怖くなるのも事実です。
信じたくはないのですが、もしかすると日本の首相は本当の愚か者なのかもしれないと・・・。
消費税増税の影響を考慮して4月の景気判断は下方修正するようですから、一応冷静な目は持っている政府だと思うところではありますが、とにかくやったのは増税だけであり、今年に入ってからは目立った政策が何もないのです。
上昇期待の高い日本株を外資に買わせるためにわざともたもたしているのではないかと思える程に足腰が重く、ここまで来ると本当に無能なのではないかと思ってしまうところでありますが、まだ決断を下すには早いと思いますし、とにかく米経済の回復は著しいのですから、方向的にはやはり上で見て行けば良いと考えているところであります。
政治がもっとしっかりしてくれれば、もっと効率よく色々なものが動くものなのですけどね・・・。
どうなるかは分からない部分もありますが、全体的には上に向かって行くことになると考えて行動して行くべきところと思うところであります。
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