昨夜の米国株は、ロシアのクリミア編入を受けて続伸し、各指数は高値付近まで上昇しました。
数日前まではクリミア編入問題が株価を下落させていたのですが、これを機に戦争が始まることもないでしょうし、暴動などが起こる可能性も低いことからこのような動きになったのだろうと思うところであります。
とりあえず、何度もレポートしてきておりますが、ウクライナがどうなろうと世界経済に大きな影響はないのですし、この件で株価が大荒れとなる方がおかしいのですから、まあやっと正常化したかな?といったところです。
今回の問題を複雑にしたのは、間違いなく米です。
クリミア自治区の97%もの住民がロシア編入を望んでいるのですから、それはそれで良いとすればよいだけの事だと思うのです。
ここのところ日本がロシアと仲良くし始めていましたし、欧州もロシアからのガス輸入で親密になっているところが増えていたので、そこに水を差したかったのかな?とも思えますが、本当に下品な拳の振り上げ方であったと言えます。
まあ、何にしても経済的影響は少ないのですし、戦争にさえ発展しなければ大きな問題はないでしょう。
なんだかんだと言っても、結局ロシア産のガスがなければ欧州も立ち行かないのですし、いつの間にか忘れられるような問題である様に思えてなりません。
ただ、元々ウクライナが経済危機に見舞われて起こった混乱であり、クリミア自治区はロシアに助けてもらったとしても、残ったウクライナは誰が助けるのでしょうか?
この騒動の前はIMFも無視していた状態で、欧米各国も本気で相手にしてはいませんでしたからね・・・。
この先この問題がどうなっていくのかは、株価には大きな影響はないと思うところでありますが、観察は続けてみたいなと感じているところであります。
さて、昨日は地価公示価格が発表され、三大都市圏で6年ぶりに地価が上昇したと報じられました。
久しぶりにアベノミクスの成果が出たニュースであり、相場的には歓迎すべきニュースであります。
これで株価が急上昇と言う事ではありませんが、やはりインフレに向かって進んできているなと実感できる材料でありました。
今尚第三の矢が飛んでこない状態で、政府はどこまでやる気があるのか?と疑ってしまう様な状況でありますが、とにかく目指しているのは今春の増税ではなく、来春の増税なのです。
そうなってきますと、駆け引きとしては増税後に手を打ってきた方が、駆け込み需要で慌てて買わない方が良かったという印象を与えやすく、今はやりたいようにやらせておくところと考えることも出来ます。
放置すれば間違いなく景気は悪くなるのは火を見るよりも明らかであり、何もしない訳がないのです。
何せいくらベースアップを強要し、上場企業からベースアップを引き出すことに成功したとはいえ、増税分をカバーできている訳ではありませんからね。
そもそも消費の拡大をさせるには、お金を貯めていなくとも安心できる社会とならなくてはいけないのです。
いくら物価が上がると言ったって、それ程必要ではないものにお金は使いませんからね。
まあ、この辺にどれほど気が付いているのかは知りませんが、何にしてもこのまま終わりという事はないでしょう。
大分荒れた相場になりましたが、それでも向かっている方向は変わらないと判断すべきでありましょう。
ところで、今後の相場でありますが・・・。
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