昨夜の米国株は、フェイスブックの決算が良くて買われ他為にNASDAQ指数を大きく押し上げましたが、全体的には失業保険申請件数が予想以上の増加となったためにぱっとしない感じの相場でありました。
また、為替はドル安に振れ、CME日経平均先物は下げ幅を拡大しておりましたので、今日の東京株式市場も下げと言う事になりそうです。
為替が円安になっても買われないのに、円高では売られるなんておかしいではないかとの質問があったのですが、これは出来高を見れば分かるのですが、ここのところの出来高は非常に低調であり、相場全体がすっかり様子見になっている事を表しております。
このような様子見相場になりますと、よほどインパクトのある好材料が出ない事には反応せず、悪材料は小さくとも反応してしまうと言う事になるため、小さな好材料である円安には反応せず、小さな悪材料である円高には反応して売られると言う事になるのです。
心理的には、中国を筆頭とする新興国の経済状況が思わしくないため、円安になっても輸出は伸びないと見る向きが円安に向かってもこれを買い材料としないし、円高になっても単純に輸出が伸びないと言う事で売り材料にしている状態と言えます。
細かく解説すればこんな感じですが、要するに様子見なのです。
政策も待たなくてはなりませんし、多くの市場関係者の夏休みの終了を待たなくてはならないとも言えますので、8月中旬以降まではこんな感じの相場が続くかもしれません。
ただ、8月上旬には国会が始まりますし、そこへ向けて新たな政策が出てくる可能性は高いですし、国会が始まれば新たな動きも出てくることでしょう。
市場関係者はそれに反応しなくてはならないのですから、予想よりは早くに反応してくる可能性もあると考えて良いでしょう。
いずれにしても、今は休むも相場と言うやつで、休むしかない状態でありますが、しっかりとアンテナを張って動きに対応出来るようにして行かなくてはならないでしょう。
そして、今後動き出してくると見込める銘柄をコツコツ買って、動きを待って行くしかありません。
いわば冬の状態でありますが、比較的温暖な冬であろうと思いますし、ゆったりと春を待てばよいと言う事になるでしょう。
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