昨夜のNY株式市場は、目新しい材料がない中でもみ合いとなりましたが、利食い売りに押されて反落となり、NYダウをはじめSP500、NASDAQなどは軒並み0.5%程の下げとなっておりました。
高値圏である事や、更に上昇するための材料が見えなければ、当然このような動きになるものでありすし、当然と言えば当然の動きであると言えます。
特に、今は景気回復傾向により、FRBが出口政策に向かうのではないかとの懸念がくすぶっておりますので、こうした様子見の動きから抜け出すにはFRBの態度がはっきりして来る必要があると言えるでしょう。
FRB次第とも言える米国株の行方でありますが、ここまで上昇して来た大きな理由の一つは金融緩和策なのです。
もちろん、シェールガス開発であるとか、減税であるとか、種々の努力の賜物とも言えますが、基本はこの金融緩和があるのです。
そして、経済は復活し始めているだけであるのに、NY株式市場は史上最高値を更新するに至っているのです。
そして日本ですが、首相が安部であるからアベノミクスであり、麻生さんが首相だったらアソノミクスとでもなったと言う程度の自民党の経済政策ですが、これは所謂大量の資金供給と言う金融緩和策なのです。
外国に借金だらけの米と違って、日本は国内だけの借金であり、世界中にカネを貸している状態なので、借金借金と嘆く必要はない資金供給であり、バブル前の高値とは言いませんが、日本もまたリーマンショック前の高値を抜くぐらいまでの上昇が得られても何ら不思議はないのです。
ですが、こうして株価が下がりだすと金融緩和だけでは相場は続かないだとか、いろいろ言われるのですが、じゃあ誰が売っているの?と言う事を考えると、売っている主体は国内機関投資家、個人投資家が中心であるのです。
個人投資家は買っているでしょ?と聞かれますが、まあ確かに信用では買っていますが、現物株の処分はどんどん進んでいるのです。
証券会社が信用取引の手数料を激安にしているところが多く、だったら現物を売って信用で買おうか!となるのも仕方がないと思うところではありますが、手数料は安くとも金利がかかる事を理解できない様で、直ぐに利食いできないと結局高くつくことになるのです。
まあ、それでも一応買っていると言えば買っているとも言えますが、問題は機関投資家でしょう。
国が、株は持つな!国債を買え!と言う方針でありますので、これもまた仕方がないと言えるところではありますが、国内二大勢力がこんな状態でありますから、いくら外資が強力に買ってきているとしても、ちょっと手を休めただけでこんなことにもなるのです。
まあ、外資といえども皆が皆優秀な訳ではなく、この急落で売買プログラムがサーキットブレイカーに翻弄されて損失を発生させたところもあるでしょうし、そうしたところの売りが急落に拍車をかけたと言えますし、調整にも時間がかかる結果になっていると言えます。
ですが、やはりこれはあくまでも調整であり、状況が大きく変化した訳ではないのです。
まあ、この調整から抜け出すには、時間か材料が必要な状態になっておりますが、期待できる材料は政府の三本目の矢でありますが、間違いなく政府の狙いは参院選挙であり、今から本気の政策では息切れ必至であり、どれほど本気のものを出してくるのか疑問であります。
この様な状況でありますので、先行き不安であると言えますが、今のバラマキ状態だけでも相場は上に向かうと見て良いので、材料が不発でも時間さえかければ再上昇に転じると言う事です。
中には信用の整理がつく11月まで上昇はないのでは?なんて意見もあるのですが、やはりポイントは選挙でありますので、その前には株価刺激策を出してくることでしょう。
また、基本的にインフレ路線と言う事を忘れてはなりません。
まあ、例え半年休んだとしても、結局上と考えて良く、投資方針はそれに合わせれば良いだけですし、個別で面白い銘柄が出てくる可能性は高いので、調整が続いたとしてもそれなりに楽しんでいける事でしょう。
目先としては嫌な場面が出ておりますが、銘柄を選別し、少し長い目で見て投資して行けば、結果は良好なものになる事でしょう。
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