昨夜のNY株は、FOMC議事録発表を前に動きにくい展開でありましたが、FRB当局者の発言から出口は未だ先だとの思惑が強くなったようで、NYダウを中心に買われて各指数は小幅ながら反発となりました。
米の景気回復はこの株高も効果大であり、そう簡単にこの状況を変えるようなことにはしないはずですし、私の予想としても今夜の議事録発表は無難なものになるだろうと思うところであります。
そして、今日は日銀の政策発表会議でもあるのですが、こちらもまた無難な内容になると思います。
参院選を前に無茶なことは出来ないはずですし、大きな変化はないでしょう。
ただ、少し気になっているのは、金利が抑えきれなくなっており、これに対するコメントが必要になるはずですが、表現方法が悪いだけで相場には思惑が走り混乱が生じることもあると言う事です。
株がこれだけ騰がっているのですから、金利がこの程度上昇するのは自然の流れと考えて良いのですが、高値に張り付いていた国債がこうして値下がりしてくれば、当然保有者は恐怖を感じるものです。
インフレなのだから国債は値下がりし、金利が上がるのは当然の事であり、今までが異常すぎたのですからね。
また、ここの所の金利の急上昇は、日銀が国債の7割を購入してしまうと言う事で、国債の価格を安定させると言う思惑があったのですが、極端な流動性の低下を嫌った銀行が国債をヘッジ売りしていると言う影響もあるので、単に日銀が国債を買ってしまえば良いと言う単純な行為では国債の価格を安定できないと言う現実が露わになってしまった結果でもあると言えます。
まあ、それでもいずれヘッジ売りも落ち着くでしょうし、今よりは金利も低下して行く場面もあるでしょう。
ですから、日銀の発表が下手ですと、市場は揚げ足を取るのが大好きですし、相場は急激な調整を生み出すかもしれません。
まあ、今は上げ賛成相場であり、これを機に売り仕掛けしてくるところがどれ程あろうかと思うところでありますし、これで下げればチャンスだなと思うところであるので、私としては得意の揚げ足取りが出てくれればなと思ったりもしております。
ところで、ここ最近は急騰したバイオ株や、スマホゲーム関連が急落するケースが目立つのですが、某大手経済紙の記事によりますと、カラ売りが出来ないために買戻しの動きが出ないため急落しやすいのだとしておりますが、そもそもカラ売りが出来ないから急騰したのです。
確かに急落の原因はカラ売りが出来ないからであるとも言えますが、急騰した要因を書かずに急落の原因だけを書くのは愚か過ぎると思うところであります。
最初から信用買いのみとしている銘柄は、急騰しやすく急落しやすいと分かっていれば良いだけの事であり、なんならすべて貸借銘柄にしてしまえば良いのです。
また、信用取引についてですが、規制当局のやり方にもすごく問題があります。
例えば、4686ジャストシステムですが、PER16倍程度、PBR1.76倍、買い残3227300株これで50%のまし担保と、日々公表銘柄であると言うのですから笑ってしまいます。
去年200円台から500円台に急騰しましたが、今時こんな銘柄は山ほどあるのですし、いい加減規制なんか取り払うべきでしょう。
まあ、そもそも規制の意味が分からないので、解除の理由も見当たらないと言う事になると思いますが、取引で非常に困るのは、信用銘柄であるか、貸借銘柄であるかと言う事よりも、突如かけられるこうした信用取引規制であると言っても良いでしょう。
規制によって株価は激変する事が多いので、規制によって大きな損を余儀なくされる投資家はたくさんいるのです。
全く何様だと思っているのか知りませんが、投資家はこうしたくだらない規制を打ち出す当局に対し、抗議を続けて行く必要があるでしょう。
と言う訳で、いろいろと書いてしまいましたが、ここからはメンバー専用となります。
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