ただ、何故に円高かと言えば、一般的には逃避先であるから等と言われているところではありますが、結局は日本が最強の状態であるからに他ならず、皆が円が安全だと考えるからこそ円が買われる訳なのです。
これだけ悲惨な政治をやり続けても、更に10兆円のバラマキを追加しても、日本の力に変わりはないのです。
財政再建だ!借金の返済だ!と言いながら増税を求めてくる政府でありますが、世界中にお金を貸し付けており、その利息収入は月あたり1兆円にもなっている訳です。
本当に財政再建をしなくてはならないと言うのであれば、まずは貸し付けているお金を回収すれば良いのですが、毎月1兆円も入ってくるなら放っていけば良いのですし、お金を借りるどころか貸し付けている国が、何故に財政再建を急がなくてはならないのでしょうか?
日本人は米との金利差が5%以上も離れている時でさえ、それ程ドルを買おうとはしなかったのですから、もはや金利差のない今、日本国債が揺らぐほどに円が流出する可能性は低いと言わざるを得ません。
これ程までに安定した円が買われない方がおかしい訳で、よほどの策を巡らすか、更に馬鹿な行動をとらない限りは円高に向かうのは仕方ないでしょう。
実際に多くの企業は円高メリットが大きい訳ですし、特に円高を嫌う必要はないと思うところですが、輸出が主力の企業で目立っている数社は、やはり円安の方が嬉しい訳で、特に単価を争うような半導体関連企業にとっては円高は厳しいと言わざるを得ません。
そもそも日銀は円の価値を守るのが仕事であり、確かに急激に為替が変動すればダメージを負うところもありますし、ある程度は介入も仕方ないと思うところではありますが、日銀が介入している本当の理由は、実は輸出企業の利益を守る為ではなく、為替のデリバティブ契約で大損しているところを救済する為ではないのか?と疑ったりしております。
誰も90円の時に80円を割り込むとは考えていなかったと思いますが、ノックイン方式などのデリバティブで大損している企業や自治体は相当な数に上っているはずで、この損失は輸出企業の損失よりも膨大である可能性が高いのです。
そうなってきますと、この円高は非常に危機的でありますし、何とかしたいと言う事になるはずで、日銀も何とか動いて来ると言うことになるのでしょう。
真相は定かではありませんが、完全に輸出に依存している企業数はそれ程多くはないのですから、何か他に理由があると考えるべきであると思うところであります。
ご存じない方が多いのかも知れませんが、日本のGDPに占める輸出比率は僅か2割であり、7割を超える独などとは訳が違うのです。
我が国に限って言えば、間違いなく円高の方がメリットが大きい訳ですし、本来はその流れを無理に止める必要などないのです。
円高で儲けられない程度の企業は、既に海外に出て行っているのですし、円高で泣き言を言うような企業に合わせて行動する必要などないのです。
まあ、それでも円高となれば、目先売られる企業の方が多いですし、なかなか株価が思う様には騰がらないと言う事になりますが、それでもこれだけのマネーを世界中で市場に供給していけば、間違いなく株は騰がっていきます。
本来円高は日本にとってプラスに働く訳ですし、日本株も最終的には買われる事になるでしょう。
円高の理由は安く放置された日本株を外資が買いに来ているからと言う側面もあるはずであり、悲観ばかりでは本質を見損なう結果になりかねないでしょう。
押しているが買いたい銘柄は沢山ありますし、是非とも強気で良質な銘柄を買い進め、本格的上昇を待って行ければ宜しいかと思うところであります。
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