米経済は、ここまでのQE政策や、減税や規制緩和と言った手法を使いながらリーマンショックからの立ち直りに全力を尽くしているところですが、窮地は脱したものの回復の足取りは随分と鈍くなってきておりますし、本格的回復を目指すためには再度のQE政策は必要であると言えるでしょう。
ただ、米が非常に気にしているのは中国経済だと思われるのですが、気にしている内容は中国の台頭であり、あまり調子に乗られては困ると言った気に仕方であると見えるのです。
好調だった中国は軍拡を進め、なかなか強力な軍事国家になってきておりますし、これ以上思い通りにやらせる訳にも行かないと言うのが本音であろうと思うのです。
今は思惑どおり中国経済は失速して来ているところであり、良い感じであると感じて居るのではないかと思うのですが、ここでQE3を発動しては中国経済をも助ける事になるわけですから、ここでQE3を発表する訳には行かないと言うのが本音なのではないかと見ております。
今、中国は首脳部の入れ替えを目前に控え、何としてでもこの引き継ぎを成功させたいはずなのですが、経済成長が予想以上に鈍化している様で、かなり危機的状況であると言えそうなのです。
そうなってきますと、どうしても景気刺激策が必要になる訳で、一部では20兆円から30兆円規模のバラマキが実行されるのではないかとの観測もあるのです。
米としては、とにかく先に中国にカネを出させ、多少なりと困った状態に至らせてからQE3を発動したいと考えているのではないかと思うのです。
そうなってきますと、発動期待は幾ら高まっても中国が動くまでは発動しないと言う事になるでしょう。
ただ、逆を言えば中国のバラマキが発表されれば、その後はQE3が発動する可能性が高まる訳ですから、株価は暴騰して行く可能性が高いと言う事になるでしょう。
今はつまらない状態が続いておりますが、その状況はあっという間に変化してしまうと言う事を忘れないようにしておくべきであると思うところであります。
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