CDSとは、credit default swapの略で、債権の支払いが受けられなくなった時のために、その保証を行う為の金融商品であり、普通に考えれば、これを買っておけばデフォルトが起こっても、投資家は損失を被る事が無くなるのであり、なかなか素晴らしい商品であると思うところなのですが、誰もが知っているリーマンショックとは、同社を対象にしたCDSの保証料をAIG生命が販売しており、デフォルトしたのにその保険金の支払いが出来なかったのです。

そこで、これでは大変な事になるという事で、米が政府保証でAIGを救済し、何とか乗り切ったのですが、米政府が保証しなければ、それこそ大変な事態に発展していた事でしょう。

率直に申し上げまして、このCDSと言う商品ですが、未だに活発に取引されているものの、本当に機能するものなのでしょうか?

また、国債を買った上で保険としてCDSを購入するならばまだしも、デフォルト期待でCDSのみを購入するヘッジファンドなどもあり、保証料がつり上がり不安が増幅するという事も起こっております。

これはかなり問題であるとされているのですが、これがまた美味しいと言う事で、なかなか規制の網が掛けにくいのが現状の様です。

このCDSの保証料率は、対象とする債権の危険度を表していると見る事が出来るのですが、日本国債を対象にしたCDSの保証料率は1.6%程になっているのですが、国債利回りが1%程度なのですから、完全に逆ざや状態なのです。

これは、日本国債を買っているところが、そのリスクを回避するためにCDSを買っているのではなく、単に日本国債の暴落に期待した投機筋が裸でCDSを買っているに過ぎない事を表しているのです。

全くふざけた話ではありますが、規制しない限りはこうした事が続くと考えて良いでしょう。

今は1.6%程度ですが、これが本格的に買われてくれば、保証料率が更に上昇し、今は何ともないとしても「野田政権が大至急財政再建を!」と訴え続けておりますので、これが上手く行かないとなると、そこにつけ込んでくる可能性もあるでしょう。

本来、今は慌てて財政再建をする局面ではないのです。

物事にはタイミングというものがあり、将来的にどうしても増税が必要になる場面もあるかも知れませんが、何の努力もせずに増税を語るのはお門違いも良いところです。

今回の消費税増税法案の行方次第では、もしかすると不安を煽ってCDSの保証料率が跳ね上がるような仕掛けがあるかも知れません。

何せ不安を煽るのが得意な人達ばかりであり、本当に質の悪い話でありますが、これが彼らの儲け所でありますので、こちらとしてはどんな仕掛けがあるかや、仕掛けられそうなポイントは監視して行かなくてはならないと言ったところでしょう。

あまりに政権が酷いので、このまま売り仕掛けられる可能性もゼロではありませんからね・・・。

ただ、一言言わせて頂きたいのは、もし、本当に日本の財政が野田政権が言うような、一刻の猶予もない危険な状態であると言うのであれば、とっくのとうに為替が円安になっているはずです。

誰も増税と財政再建に期待して円を買っている訳ではなく、市場はだれも日本国債に対して不安を抱いていないと言っても良い状態であることが、この為替に現れていると考えれば良いのです。

本当に危険な状態であるとするならば、とっくに為替は120円だとか150円位になっていなくてはおかしいのです。

まあ、どれ程危険かと言う尺度が抜けておりますが、少なくともまともな有識者は、増税しなくてはならないほどに痛んでいるとは考えていないはずです。

「IMFが増税を提言している」ですって?あそこは財務相の出向機関であり、残念ながらまともな有識者が居るとは言えないでしょう・・・。

とにかく、ギリシャのCDSなども気になるところではありますが、日本のCDSにも注目し、一日も早くCDSが「投機」の対象にならない様な法整備をお願いしたいところです。

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