ギリシャでは極左政党と極右政党が急伸し、過半数を握る政党が出ず、守旧派の第一党との連立交渉が失敗し、6月に再選挙という運びになったようです。

この動きを受けて混迷が深まるのではないかと懸念する声も聞こえますし、不安を感じておられる方も多い様ですが、現状を無視して極左と極右に投票した結果がもたらした再選挙であり、これは当然の結果であると言えるでしょう。

ポイントは「ユーロに残りたいし、デフォルトも嫌だけど、こんなにきつい借金の返済は嫌だ!」と言う事であり、これを両立させるかどうかを決めるのはギリシャではなく、EU全体なのです。

本来は共通通貨を導入したのですから、国家間の合併を進めて「合衆国」を作るべきところを、共通通貨導入だけで終わらせてしまっているところが問題なのです。身内が困っている状態なのですから、そこを助けるのは当たり前であり、高利で資金供給しても解決出来る訳がないのです。

結局、南欧と北欧の考え方があまりにも違うので、これを統合するのは不可能であるとも言えるのですが、それをやらねば何時までもこの様な問題が出続けると言っても良いのかも知れません。

ですから、ギリシャが再選挙をし、その結果として緊縮策に反対しつつ、ユーロに残留したいとしても、EU全体の意見がそれを許せば、それも可能となるかも知れません。

まあ、どう見てもわがままであり、普通は通らない話であるのですが、ギリシャはEUにとって地政学的、歴史学的にも失いたくない国ですし、何らかの譲歩策が出てくる可能性もあるかも知れません。ギリシャが助かるかどうかは、EUの心づもり次第であり、実は様子見するのはギリシャの選挙ではなく、EUの出方であると要っても良い様に思います。何せお金を貸しているのはECBが中心であり、生かすも殺すも貸し手次第なのです。

ギリシャの国民がどれ程の認識でこう言った行動をとっているのかは分かりませんが、根底にある不満は「政治家は嘘つきだ!」と言うところであるとも言われており、酷い政治家ばかりが居る日本の国民としては、多少共感出来るところもあります。

ただ、勢いで変な政党に投票すると大変な事になると言うのは日本でも経験済みであり、再選挙の時はもう少し考えて投票して欲しいと思うところです。

何せ極左も極右も通るはずもない要求をしているのですし、その後に待っているのはほぼ間違いなくデフォルトでしょう。デフォルト後の公務員の給料はドラクマで支払われる事になり、それを持っていても買い物なんて出来ないのです。誰もユーロに替えてくれる人など居ないですからね・・・。

まあ、いずれは落ち着くでしょうけれども、落ち着くまでは半年位は必要でしょうし、その間どうやって食いつなぐのでしょう?金持ちはドル資産を売却しながらその時を待てば良いと思いますが、多くの国民はそういうわけには行きませんからね・・・。

また、ECBは間違いなくギリシャがデフォルトしてもその影響が及ばないように対策を進めていくはずであり、結局大暴れして自滅していくだけの事になるように思うのです。いくら何でも金利が高すぎるから何とかしてくれとか、まともな交渉をする様な政権を作らないと、単に嫌われ者の国と言う事になりかねないでしょう。

相場は既にかなりの部分を織り込み始めていると見て良く、幾ら騒いでも誰も相手にしなくなる時が来ると考えて行くべきでしょう。今は様子見で買いが手控えられておりますが、いつの間にやら株価は上昇に転じてくる事になるでしょう。

いつまでもこの件に振り回されていてはいけないと言えるのではないでしょうか。

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