エルピーダメモリは、私の推奨銘柄でありましたが、昨日、自力再建は困難として会社更生法を申請となりました。推奨銘柄がこの様な事になり、多くの投資家の皆様にご迷惑をおかけしてしまった事を、深くお詫び致すと共に、受けた損失を回復するために全力で助言業務に取り組んでいきたいと思います。

ただ、回復を狙うとしても、まずはこの件をしっかりと検証して行かなくてはならないものですから、しばし手前の意見に耳を傾けて頂けると幸いです。

まず、一番の疑念は「国がバックアップを決め、資金供給をした会社が、何故にこのタイミングで潰れるのか?」です。そもそもお金を出した時点で間違いなのは分かっていましたが、出したからには最後まで面倒を見る。これが責任というものではありませんでしょうか。しかも、責任を負うべきは国であり、国が途中で責任を投げ出すなんて事があって良いはずがありません。

去年8月に公募増資を行い、その後にタイの洪水などの新たな被害があったとしても、それから1年も経っていないのですから、そもそも増資を行った事自体が間違いであり、こうした間違った判断が被害を広げたと言う事になるでしょう。増資を引き受けた誰もが、国がバックに付いているのだからと考えた事でしょう。

しかし、ここまでやっておきながら、結局国は責任を株主と銀行と血税に責任を押しつけると言う暴挙に至ったのです。最初から潰しておけば、どれ程被害は小さかったことか・・・。

自力再建が出来なくなった理由の多くは、東日本大震災、タイの洪水、円高・・・など、どれも一時的である可能性の高いものばかりでありますし、こうした理由で会社更生法を申請するのであれば、その3日前に減資で乗り切ると言うコメントを出した根拠は一体何だったと言うのでしょうか。どう考えてもあれで同社は立ち直ると言う判断になる訳で、株価も急上昇となったのです。

減資案の発表後に噴出した新たな悪材料など一つもないのですから、出来もしない単に思いついた事をしゃべってしまったと言う事なのでしょうか?今後の投資判断に影響を与える重大な事件であると思いますし、是非とも真相を知りたいところであるのですが、経産相の役人がインサイダーで大儲けしたり、合併候補の最有力先であった米マイクロンのCEOが急死したりと、カネのためなら何でもあり的な状態でありましたので、結局はあまりに特殊な企業に興味を持ってしまった自分が愚かであったと言うことになるのかも知れません。

国がバックアップしていると言うだけで、潰れるなどと言う危険をあまり考える必要は無いと思っていた為、投資判断を誤った事になるのですが、この件に関しては本当に納得が行きません。ただ、騒ぎ立てるつもりはなく、ここで経験したことを今後の投資判断に生かしていくだけです。

こうした予想外の事態が起こったとしても、退場させられる事なく、次のチャンスを掴むための技術はあるのですから、例えバランスが悪くて被害が大きかったとしても、それを糧に今後のポートフォリオの組み方を研究すれば良いのです。

今回の件で分かった新たな常識「国が面倒を見ていても潰れる会社は潰れる」を、心に刻み、今後も良質な銘柄を発掘していきます。本当に申し訳ない結果ではありますが、こんな事も起こりうるのが相場であり、これで以後の推奨銘柄の精度が鈍ることはありませんし、より一層良い銘柄を出せる様に精進して参ります。

受けた損失は人それぞれかと思いますが、多くの方は助言を守り被害を限定的にしている様ですし、今後プラスに転換出来る様な銘柄を提供していく所存ですが、慌てて一度で取り返そうと思わないことです。出た損失を直ぐに埋めようと焦ると、必ず深みにはまりますので、どうか落ち着いていつものペースで取引されていくようにして行くべきです。

この失敗を除けば、ここまででかなりの利益を上げてきている方が多いのです。落ち着いて時期と銘柄を見極めれば、今後も利益を手にしていけると思いますので、とにかく前向きに精進していくだけです。

ただし、持つべき者は夢や希望ではありません。夢や希望ほど残酷な物はなく、持ってはいけないものの代表格がこの二つです。明日こそは・・・いつかは・・・。この先にあるものは今と何も変わりやしないのです。

持つべき者は、目標と信念であり、他力的な夢や希望ではないのです。もちろん、夢に向かって目標を立てると言う事であれば、それはそれで結構な事でありますので、どうぞ目標を立て、信念を持って行く様になさって頂ければと思います。

前を向けば、どんな失敗も糧になり、その先には成功が待っているのです。ただし、目標と言っても、絶対に立ててはいけない目標は、時間的目標です。株の世界で、いついつまでに何円に・・・と言った目標を立てましたと言う方がいらっしゃいますが、これは目標ではなく希望です。先にも述べましたが、希望では駄目ですし、特に時間的希望は最悪の結果に結びつく事になるので、絶対に避けるべき事です。

本当に申し訳ない結果となり、誠に恐縮ではあるのですが、前を向かなくてはどうにもなりませんので、失敗は失敗と認め、次に進んでいきたいと思います。

多大なるご迷惑をおかけしてしまいまして、多数のお怒りを賜っておりますが、それ以上に激励も賜っており、まだ自分も必要とされていると痛感しているところでございまして、皆さんに必要とされている限り、命ある限り全力で助言させて頂きますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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