この銘柄は粉飾決算が発覚し、売り気配が続く中で436円寄り付き買いを推奨し、多くのメンバーが同社株を買いに行きました。予測と少々違う動きをしたために、完全に持ちきることは出来ませんでしたが、多くのメンバーが保有を続けたようです。
そして、先日6日の事ですが、1200円を超えてきたところで、完全利食いを推奨させて頂き、多くのメンバーの方が大幅利食いを実現する事が出来たのですが、全て理論的に行動した結果であり、決して奇跡ではないと言う事をご説明したいと思います。
まず、売り気配から買いに入った理由は、同社の製品が信頼できるブランドである事と、粉飾が行われたのは過去の話でありますし、業績の悪さが問題なのではなく、投資に失敗した損失を隠すためであったので、会社の魅力は十分にあるとの判断でした。結果として上場廃止となろうとも、再上場して来る可能性は高いわけですし、投資価値は高いと見たわけです。
そして、寄り付き後は一気に1000円台まで戻っていったわけですが、その後しばらくもみ合いが続いておりましたが、突如として上値を買い始めたのが6日の事です。1000円までの戻りならば、あり得ると判断していたことですが、損失の計上で財務悪化は目に見えておりましましたので、これは危険と判断し、全てを利食いする方向でレポートさせて頂きました。
何が危険かと申しますと、この様な動きは誰かが逃げるため、もしくは逃がすために作られた相場に見えた訳です。これは、近い内に何か異常な下落が起こるに違いない。そう判断し、利食いをお勧め致した次第なのです。
そして、結果は今日の売り気配です。こうなることは、別に難しい予測ではなく、どちらかと言えば当然の動きであり、あの局面で利食いしなければどこで利食いするのか?と言う状況であったわけです。
オリンパスは上場を維持しうるのか?と言う質問を受けますが、理論的には不可能です。幾ら上場維持の要望書が出されようとも、上場維持のルールに違反しているわけですから、上場廃止で相当のはずなのです。
もし、上場が維持されるとするならば、その理由を東証はどう説明するというのでしょうか?過去にIHIがうやむやで上場維持となりましたが、これ以上その様な事をすれば、それこそ信頼に関わる問題でありましょう。
東証がどう判断するかは分かりませんし、上場維持の可能性もゼロではないのですが、常識的にはあり得ないと考えておいた方が良いでしょう。当方が買い推奨を行ったのは、上場廃止でも価値があると判断した水準であるからであり、ここからどうこうしようと言う話ではないのです。
良い所を買って、相場的に良いところまで来て、怪しげな動きが出てきたから売った。それだけの事です。
とりあえず、これで「旬」は終わったと見ており、もはや売買の価値はないと考えており、今後はオリンパスを推奨するような事は無いでしょう。ここからの売買は、単にギャンブルであり、理論的に売買出来る様な状況ではないのです。
理論的に売買出来る良い銘柄は、他にありますので、そう言った銘柄を売買して行く方が、遙かに良い結果を得られるのです。一度美味しい思いをした銘柄は、何時までも売買したくなる傾向もあるのですが、すっぱり忘れて、次の銘柄に移行して行くことをお勧めしたいところです。
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