昨日、ECBが追加の債務危機対策を発表するのではないかと言う思惑で、イタリアとフランスの国債への入札が堅調となり、利回りが低下したことを好感し、株式市場も上昇となりました。NYダウはほぼ300ドルの上げとなり、非常に強い値動きであったと言えるのですが、実は何も変わったことなど起こっていないのです。そこにあるのはあくまでも、発表するのではないかと言う思惑だけであり、何かが発表されたわけでは無いのです。

今回の債務危機の転換点になるのは、ドイツの態度次第であり、そのドイツが何も態度を変えていないのですから、何も変化していないと見るべきであるのですが、相場だけは売られている反動もあり、急反発となったわけです。

この債務危機はどうにもならないと思って売っているところもあるのでしょうけれども、誰もが対策が打ち出されたら踏まれると思って売っているはずですし、この程度の思惑で株価が急騰すると言う事は、売り方も相当神経質になってきていると言う事が言えるのではないでしょうか。

結局、ドイツがユーロの運命を握っている状態で、世界中がドイツに対して何とかしろと見える圧力から見えない圧力まで、様々なプレッシャーをかけているのですから、いずれはドイツも支援の方向で動いてくると見るべきでしょう。

そのポイントですが、イタリアの国債の大量償還が来年2月から4月にかけてあるわけで、2月までにはっきりと支援を決めなければ、償還不能となりイタリアは破綻となる事でしょう。そう考えると、その前には決着を付ける事になるはずで、年内か、遅くとも年明けぐらいまでには方向性もはっきりしてくるのではないかと思うところです。

ドイツの心配は、インフレであるわけですが、既に米はドルを大量にばらまいているわけですし、既に世界はインフレ路線に乗っているわけです。ユーロのばらまきも決定すれば、更にその流れは加速する事になるでしょうけれども、どのみちインフレは避けられないところまで来ているのです。

支援を決定しなければ、イタリアはデフォルトとなり、ユーロ内外を問わずデフォルトの連鎖が起こるでしょう。そうなれば、インフレは完全なハイパーインフレになるわけで、そのダメージは計り知れないものとなる事でしょう。

どう考えてもその様な決断になるわけがなく、ぎりぎりまで粘りつつも、必ずや支援の方向で動くと見れば良いのです。この様な状況で買い下がるのは、非常に怖い事であるとは思いますが、こんなところで売ってもいくらも下がらないと見るべきであり、上昇に期待して買う方がよほど合理的なのです。

12月は投信の設定が多くありますし、下げる要因などほとんどないと言って良いでしょう。銘柄は良く選別しなくてはなりませんが、あくまでも強気で対処して行きたいものです。

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