8月は外資が1兆0695億円ほど売り越してきた様で、外資の売りが鮮明と言った感じでありましたが、ここまで買い越してきた額は5兆円を超える訳でありますから、単純にこれを危機と捉える必要はないでしょう。確かに大幅売り越しではありますが、円高が進まなければ、もはや利食いは不能であるでしょうし、日本株はかなりの割安水準でありますから、ここから先も同じように売ってくるとは思えません。事実、売り越しペースは鈍ってきましたし、買い越しに転じる日も出ています。

ただ、世界経済や政策の動向次第では更なる円高も懸念されるわけで、そうなってくると益出しの売りや、撤退の売りが出てくる可能性はあるので、今後も売られる可能性はあると言えますが、これは売り仕掛けではないと言う点を理解しておく必要があるでしょう。売り仕掛けであるならば、下落する事によって利益が出てくる訳ですから、予想外の下げに見舞われたりする訳ですが、明らかに買い越しているのですから、売り仕掛けの可能性は低いのです。

また、安い内に日本株を買い、日本の技術を自分のものにと狙っているところもある訳で、株安は完全にそういった買いを増長させる事になっていると言えるでしょう。気がついたら大株主に知らない外資が顔を出していた・・・そんな事が起こる日は近いかも知れません。

ところで、この円高ですが、今年、円高が原因で倒産した企業が34件となったそうですが、17件がデリバティブ商品による損失だそうです。付き合いで銀行に買わされたと言う事もあるそうですが、本業だけに集中していれば潰れないで済んだ可能性も高く、非常に残念な数字であると言えるでしょう。相場さえ読めていれば、こんな倒産はしないで済んだとも言えますからね・・・。

投資のつもりではなかった・・・そんな話も良く聞きますが、そんな事なら投資と決めて、正当な道で正当な行為をすれば良いのです。少し勉強し、まともな意見を取り入れて行けば、きっと良い結果を得られることでしょう。投資の世界は、最悪でも無くすだけにしておかねばならず、それ以上の事が起こる可能性のあるものは投資とは言えないのです。

表面的には8月は大幅売り越しですが、大事なのはその中身であり、先行きの見通しです。8月は個人がまずまずの買い越しであったようですから、投資に対する理解も深まっているのかな?とも思いますが、経験上ここで買った人は本格上昇になる前に売ってしまいます。まずは良い判断であると思いますが、本当に成長しての買い越しだったら嬉しいのですけどね。

投資とはなんたるものかをしっかりと考え、単に下がったから買いだとか、そういった次元から一歩先に進んで行動出来る様にしたものです。

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