原油は増産や米のリセッションが意識されてきているため、大幅に安くなってきておりますが、金価格は高値を更新し続けており、1700ドルを突破し2000ドルも目前と言った感じになってきました。これは、完全にインフレの兆候であり、目先は原油も下がっていますが、確実に原油も買われてくる局面が来ると考えるべきでありましょう。

金の上昇は米のQE政策が始まった時から予想しておりましたし、2000ドルを超える日が来るとレポートして来ましたが、その日が近づいて来たと言って良いでしょう。途中、「ソロスが金を売った!売らなくて良いのですか?」なんて質問もあったのですが、そんな事を気にする必要はないとして、方針は一切変えませんでした。

結局、彼は金を売りつつ金鉱山株を買っていた訳で、確かに金は売ったが・・・と言う状態でした。悪く言えば詐欺ですが、作戦勝ちとも言えますね。先を読めている人間というのは、ちゃんと行動していけるものですし、投資家はそうありたいものです。

さて、今は原油も下がっている事ですし、多少円安になっても悪影響は少ないと見ますが、現実に今から円が100円だとか120円だとかになった場合、日本の物価は大変な高騰に見舞われます。輸出産業だって、原材料の仕入れが高騰し、手に負えない状況になることでしょう。急激な円高はマイナスとしても、物価上昇の世界において、円高がマイナスであると決めつけてはいけないのです。

しかし、政府は円高を阻止するために介入をしましたし、今回もまた円高になってきておりますので、再度介入してくるのでしょう。一体何故!?これは、おそらくではありますが、為替の仕組み債を地方自治体などが購入している為、これ以上円高が進みノックインともなると大損害となるからではないか?とも読めるのです。

企業も仕組み債を購入しているケースがありますので、企業からの圧力もあるのかも知れませんが、おそらくは自治体からの圧力の方が強いでしょう。企業は、ちゃんと円高でも儲かるように変化し続けて行くものですが、自治体は変化しませんからね・・・。

ただ、確かに急激な円高は害になるのも確かです。欧米では益々お金をばらまいていくのですから、少しはこちらもばらまかなくては、円は高くなる一方となりかねません。ですから、ある程度は円高を止めなくては、流石にきついとも言えますので、円高を止める手立ても必要ではあるのですが、単純に円売り介入ではなめられるだけです。

必要なのは、こちらもばらまくぞ!と言う意志を見せ、単純に円に流れ込んでこないようにさせるべきなのです。復興という材料もあるのですし、思い切って行動すべき時のはずなのですがね。

まあ、なんだかんだ言っても円安よりは円高の方が良いに決まっている訳で、先を読めない運用者達によって買われた仕組み債の後始末の為に為替介入なんて事は、末期症状と言っても良いでしょう。下手な介入をしても傷口を広げるばかりであり、運用者を替えることを含め、大きな改革が必要な時なのです。

自国の通貨の価値が高くて、どうして嘆く必要があるというのでしょう。多くを輸入に頼っているのですし、少子化によって労働力が無くなって行っているのですから、企業は海外に出て行くチャンスでしょう。円高ならば円高を生かした行動をすれば良いのです。

確かに産業の空洞化は起こるでしょうけれども、そもそも少子化が進んでいるのですから、本当にどうにかしたいのであれば、まずはそこからやらなくてはならないのです。目先の介入で止めようとしたところで、どうにもなりようがないのですからね・・・。

とにかく、目が覚めるまでは仕方が無いかと思いますが、こんな愚かな介入はいつまでも続けるべきではないと言えるでしょう。

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