昨日も為替の話題でしたが、どうも円高は輸出企業にとって不利だと言う話が多く、円高によって自信を無くす方が多い様に思いますが、これほどに円高が進んできても、多くの輸出企業は増収増益となっているところが多いのです。前期に最高益をたたき出した企業がいくつあったことか・・・。

確かに、海外で売った分を円に替えるまでの間に円高になれば、その間の値幅は損になるでしょう。1ドル85円で売ったのに、換金したら82円となれば、それは損に決まっているのです。ただ、ある程度値動きが落ち着いてくれたならば、その差はなくなる訳ですから、円高が悪と言うよりは、急激な円高は悪と考える方が妥当でしょう。

また、円高によって輸出が滞ると言われますが、無資源国家である日本は、ほとんどの製品の材料を輸入に頼っているのです。原材料価格は上昇の一途であり、円高がマイナスだけに働いている訳ではないのです。例えば停滞する韓国の製品の方が売れているとしても、それは為替のせいではなく、製品価値が上がってきただけの事であり、為替のせいにしてはならないのです。

元々、韓国へはバブル崩壊で放り出された日本の技術者が多く渡っており、そこからもたらされた技術によってここまで発展してきたのです。完全に日本の自業自得であり、これを為替のせいにしてはならないと言えるでしょう。

そして、良く考えてみてください。地域によって違うとは思いますが、今のガソリンの価格は1リットル当たり140円位でしょうか?もし、円安になって1ドル160円にもなったら、ガソリンは1リットル280円になると言う事です。もちろん原油の値段が今のままならと言う事であり、これが更に値上がりしよう物なら、それはもう悲惨な事になりかねません。

今、米の経済が何故に回復しないのか?それは、掘ればあるのですが、米もまた原油を輸入に頼っており、ガソリンなどの価格が異常に高騰しているからとも言えるのです。

そもそもですが、GDPに占める日本の輸出の割合は、2割程度であり、多くの国民は円安よりも円高の方が潤うのです。自国の通貨の価値が高い!こんな幸せが他にありますでしょうか?確かに上場企業の多くは輸出に頼っておりますので、円高になれば稼ぎは目減りする事でしょう。しかし、それも目先だけの事であり、全体的には関係のない話です。

米での自動車販売で韓国勢がシェアを伸ばしているのは円高で競争力が落ちているからでは?とも言われそうですが、北米販売の多くの日本車は、北米で生産しているのです。円高がシェアを奪われている主因ではないのは、この辺を見ても明らかでしょう。

さて、更に円高になりそうな気配でありますが、日本同様に原材料を輸入に頼る韓国は、これでもやっていけるのでしょうか?少なくとも庶民は相当困っているはずですけどね・・・。

また、円高だからこそジャパンブランドとしての価値があると言う点も見逃してはなりません。円高は信用力でもあるのです。円高で困った困ったと言わず、ちゃんと現実を見て行動して行きたいものです。目先の利益が目減りする事に対し、異常な値動きだとか言って慌てる必要などないのですし、介入なんぞもっての他と理解すべきでありましょう。

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