震災直後に日本企業の被災と、放射能汚染による実害と風評被害による輸出の低下、食料を輸入に頼らなくてはならなくなる可能性などを考慮し、貿易黒字は一変して赤字となると予想し、円安に備えてきたのですが、85円台までは進んだものの欧州不安などの影響で81円前後の動きとなっておりました。

実際に輸出は落ち込みましたし、円安の読みで間違いはなかったと思うのですが、その後の動きはどうしても納得出来るものではなく、多方面から検証し続けてきたのですが、先週7日に円高方向へ動く可能性が高まったとして方針の変更をレポートさせて頂きました。

これは、大震災により日本製品が生産されなくなったことにより、各国のメーカーが日本製品の重要性を再認識した事と、これだけの大災害にも関わらず、僅か3ヶ月で多くが復旧し、製品を供給し始めた事による日本への信頼感が増した事が、大きく影響していると考えられたからです。

また、欧州の金融不安も手伝っておりますし、米の雇用が回復しない点、住宅販売が低迷している点なども考慮しての事ですし、日本の個人投資家がかなりドル買いを進めていた点も見逃せません。毎回とは言いませんが、大抵個人が極端な動きをしてくると餌食にされる事が多く、今回もそのケースだろうと判断された為です。

そして、週明けから円高歩調となり、今日は一気に79円を割り込む場面も見せてきました。間一髪ではありましたが、何とか危機を乗り越えたように思いますが、果たしてこの円高はどこまで進むのでしょうか?一応予測はしておりますが、詳細については別の機会にレポートしたいと思います。

現時点で一番騒がれているのは欧州の財政危機問題でありますが、おそらく、今後一番注目されてくるのは米のQE3があるかないかという点ではないかと見ております。現時点でユーロが売られるのは納得としても、ドルがここまで売られるのは、裏にQE3でもなければ考えられない様に思うのです。

日本は震災をバネに信頼を勝ち取ったように思いますが、それだけではここまで円を買うのは違和感があるのです。それとも、何か他の材料が隠れているのか?まあ、いずれにしてもこの流れはしばし続くのではないかと見ております。多くの皆様が対処出来ていると良いのですが・・・。

どこまで円高になりますでしょうか?物価上昇を考えれば悲観ばかりでもありませんし、大騒ぎせずに行方をしっかりと観察して行きたいところです。

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