昨日、菅首相は退陣を約束して不信任決議案を否決することに成功しましたが、退陣の時期を聞けば福島原発の冷温停止が目処とか・・・。冷温停止させようと頑張っているのは東電の現場作業員であり、東電の社長でもないのですし、ましてや菅首相には何の関係もないことなのです。停止させるまでの予算を付ける事は誰でも出来る事でありますし、退陣時期にこれを持ってくる意味は誰にも理解出来ない事でしょう。

この件は私が論じなくても多くのメディアが苦言を呈しておりますので、私がこれ以上書く必要はないかと思いますので、これは様子見して行くしかないかと思いますが、問題はその陰で消費税を10%に引き上げようという話が着々と進んでいる点です。このような状況で法案が通るとは思えませんが、どのみち増税は必要と言われてきておりましたので、増税だけは一気に決めてくる可能性もあります。

平時ならまだしも、この状況下で増税を実行すれば、株価的に大きな痛手となる可能性が高い訳です。さて、果たしてどんな結果になってしまうのでしょうか?

消費税を上げて、社会保障、基礎年金、高齢者向け医療、年金、介護に使うと言うことですが、それぞれにどこまでお金が必要なのかをもっと話し合って、本当に必要な分を増税で賄うようにしなくてはならないはずなのです。

例えば、年金の資金が足りないと言いますが、公務員の年金は国民年金から切り離されており、国民年金が破綻しても安全なように作られているのです。同じ国において、そうした差があること自体がおかしな話であり、まずは年金を一本化し、それでも足りないならば・・・とすべきでありましょう。

また、掛け金を排除し、全額消費税で賄うというのもありでしょう。どうせまともな運用など出来やしないのですから、必要な分を毎年消費税から賄って行けば無駄がなくなるでしょう。運用は信じられないぐらい下手ですし、これからインフレになっていく可能性が高いのですから、年金のあり方をもっと根本的に考え直さなくては、どうにもならなくなるのは目に見えているといえるでしょう。

医療や介護についてもそうです。確かに長生きはしたいし、多くの人が願っている事でしょう。しかし、命をつなぐために移植をする事が正しいし、その為にお金も使うという方向で動いておりますが、それは公的なお金でやるべき事でしょうか?今は事例が大して多くはないですから、何とかやりくり出来ているとしても、これが年間数百件とか、数千件、数万件にもなろうものなら、保険財政などあっという間に破綻してしまう事でしょう。

また、回復不能の老人達を機械につなぎ、命をつないでいる事にどんな意味があるというのでしょう?動くことも出来なければ意識もない。おまけに回復の見込みはゼロ・・・。痛みを取るとか、苦しさから解放するといった医療にお金を賭けるのは当然としても、死ぬという権利を奪い、機械につないで生かしてお金を取るというビジネスに対し、どうしてそれを税で賄わなくてはならないのでしょうか?

そもそも死が何故に悪いのか?誰でも死ぬのですし、誰もが苦しまないで死にたいと思っているはずです。なのに、現実はそうではない。そういうところを議論せず、お金がかかるから予算を!とし、足りないから消費税で!というのは、どう考えても間違っているのです。儲けることばかりを考えて、本質を見誤っているとしか言いようがない。

努力の結果、それでもお金が足りず、増税も仕方ないとなって、初めて国民も経済もそれを受け入れる事が出来るのです。民主党が政権を取った時に書かれていたマニフェストには、公務員の給料を2割カットするとされていたのですが、それはもう最低条件であり、そんな事も出来ない内に増税の話をすべきではないのです。

ゴタゴタの陰に隠れて進む話を見過ごしてはならないのです。

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