昨日、日銀は景気は年後半には持ち直すとしました。これほど震災のダメージが大きいとしても、プラス成長になれば、それは喜ばしいことでありますが、本当にそんな楽観シナリオで良いのでしょうか?

まず、部品供給の寸断や、電力不足が解消していけば、輸出の増加や復興需要で日本の経済は緩やかな回復経路に復していくという事ですが、部品供給の寸断に関して言えば、回復の目処も立ちやすい所ですが、原発の稼働低下は必至であり、電力不足がそう簡単に解消するのでしょうか?また、それに変わる火力発電の多用による電力コストの増加の影響は考えているのでしょうか? → ranking

また、輸出に関してですが、放射能汚染についての風評被害が、我々が考えるよりも遙かに強烈な勢いで沸き起こっており、日本製品が売れない事態が発生しているのです。昨日は韓国で雨の予想になり、放射能を浴びると恐れた親たちは学校を休校にしろと抗議し、多くの学校が休みになったそうですし、日本製品に対するイメージはかなり低下しているのは間違いないのです。

このような状況でありますし、そもそも福島原発の被害の規模が未だに明らかになっておらず、避難住民に対する保証の額も分からないし、農業や漁業への被害もどこまで保証するのかも分からないのです。 → ranking

昨夜も宮城県沖で大きな地震があり、多くの地域で震度6強を観測した訳ですが、その結果として原発事故は起こっていないとしても、NYダウは一時的に急落しましたし、これで余震が終わる訳でもなさそうです。続く可能性がどれほどあるかは分かりませんが、少なくとも強い揺れはまだ当分続くだろうというのが地震学者の見解です。

こんなにも不確定な部分が多いというのに、どうしてまたこんなにも断定的かつ楽天的な見通しを立てられるのでしょう。希望的見通しで問題ないという事であれば、それはそれで良いのかもしれませんが、おそらくはこんなにも余計なコメントのついた楽天的見通しは、逆の意味にとられる可能性の方が高いのではないでしょうか? → ranking

おそらく、多くの投資家は、「下手な芝居をしやがって・・・」とでも思うのではないでしょうか。本当に相場センスの欠片もないといった感じですが、こんな見通しに騙されることなく、しっかりとした見通しを立てて、振り回されない投資活動を続けていきたいものです。

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