昨日の後場から相場が随分と荒れてきましたね。

多くの銘柄が売られる事態になっています。

原因は分からないのですが、為替が限りなく150円に近づいてきており、日銀も利上げせざるを得ない状況に至っているからではないかと推測しています。

次の政策決定会合までは一ヶ月近くありますし、すぐにどうということはないとしても、そこへ向けての駆け引きは始まっているのです。

その影響が最初に出てきたのが株式市場と見ることもできます。

まあ、単にテクニカル的に休息が欲しかった場面なので、特に深い意味はないのかも知れません。

これ以外にも中国が日に日におかしくなっていますし、本当のところは何も分からないのですけどね。

ただ、225はもう少し下げると理想の押し目とも言えますし、このまま下げ続けるような相場ではないと考えています。

あまり弱気にならず、上昇期待の高い銘柄を買っていけば良い場面だと思います。




さて、色々気になるところはあるのですが、最近特に気になっているのが原油です。

ここ数日は大幅に値下がりしていますが、それでも88ドル台はかなり高い水準と言えます。

値上がりの原因は産油国の減産と言われますが、基本的に原油価格も需給バランスで決まります。

産油国が減産して価格が上昇すれば、売れなくなるので、結局増産するしかなくなります。

しかし、減産して価格が上昇してもまだ売れる状態なのです。

世界の景気はこの原油価格の上昇を飲み込めるほどに好調なのでしょうか?

ロシアへの制裁で、1バレル60ドル以上を超える原油取引には船舶保険が効かないのですが、ロシアは国際市場価格に近い値(それでも市価よりは安い)での取引を可能にするため、制裁の発動前から闇タンカーの船団を用意していました。

こうして、ロシアは制裁を受けていても原油を売ることが可能となっているのです。

また、日本は価格激変緩和措置でサポートしているので、消費者は実際の価格よりも安く手に入れる事ができるという構図があります。

こうしたことが相まって、本来売れるはずのない値段で取引されてしまっているのではないか・・・。

この他にも要因はあるのでしょうが、上がり続けることはないですし、こうした特殊な状態は長く続かないと見ています。

まあ、一番問題なのは戦争をしかけているロシアです。

やはり原油を持っているのは強いですね。

とは言え、戦わせる兵士が大分減ってきているようですし、そんなに長くは続けられないと思います。

いずれにしても早く終わって欲しいしですし、少しでも平和に向かって欲しいと願っているところです。

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