相場は日銀政策決定会合を前に荒れ気味ですね。

銀行株が上げているところを見ると、利上げ期待が見て取れますが、為替に大きな変化はありません。

そういう意味ではまだ相場が何を織り込もうとしているのかが分かりませんが、ここまで配当取り相場をやってきた反動が出ていると見れば色々納得のいくところでもあります。

とは言え、ちょっと荒れてきていますし、これが世界情勢を発端としたものでなければ良いと願っているところですが、世界情勢はどんどんきな臭くなってきています。

一番問題なのは相変わらず中国ですが、これは大分語ってきているので、今日は他の話をしましょう。

昨日の話になりますが、アゼルバイジャンが同国内にロシアの支援を受けて作られていたナゴルノカラバフ自治区に攻め入りました。

戦争が始まったわけですが、これは戦争の割には大した被害を出さずにアゼルバイジャンの勝利の形で終わりになりました。

歴史的な背景が複雑ですし、何が正しいかを語ることはできませんが、印象としては武力で奪われていた地域を武力で取り戻した感じでしょうか?

武力による現状変更は認められないと言う立場に変わりはありませんが、そもそもこの自治区は国連で認められたものではありませんし、この対応は仕方がない部分が大きいのではないかと思っています。

そもそも、ロシアの支援で独立を宣言していただけですからね。

まあ、この辺は詳しくないので、良いか悪いかの論争は見送っておきます。

この件で言えるのは、確実にロシアの力が弱まっている事です。

もはやロシアには、他国に介入して自国に有利な世界を作る余裕はないのです。

こうしてロシアが介入していざこざが起こっていた国は他にもあるのですが、第二のアゼルバイジャンの様な紛争は更に起こる可能性があります。

そして、そのどれに対してもロシアは援護する力があるとは思えません。

第三次世界大戦とは行きませんが、地域紛争の絶えない状態になるかも知れません。




まあ、地域紛争を支援していたのがロシアともいえますので、方向的には良いのだとは思いますけどね。

とりあえず、アゼルバイジャンの件は泥沼にならずに終わりましたので、トルコとロシアは敵対せずに済みました。

最終的にロシアの味方はどこにも残らない気がしますし、こうしてロシアはどんどん弱体化していくのでしょう。

ロシアが弱体化すると言うことは、中国も暴れられないということです。

中国が戦争を起こすと、エネルギーは1ヶ月も持たないといわれていますが、それを支えられるのはロシアだけです。

ですから、ロシアが強いままなら本当に台湾侵攻の可能性もあったと思います。

しかし、今は中国を助ける余裕なんてロシアには無いのです。

ウクライナの人は大変だと思いますし、一日も早くにこんな戦争は終わって欲しいのですが、ここまで来たらロシアを徹底的に潰すしか無いと思いますし、そうならなければ日本はかなり危険な状態になると見て良いでしょう。

そうならないためには、更なる軍備の拡張が必要となりますが、岸田では求心力が弱すぎます。

誰もやれなかったことを色々やっていますが、それは良いことも、悪いこともですからね。

日本はこの難局をどう乗り越えていくのかですが、引き続き冷静に分析を続けたいと思います。

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