個別材料株もまずまずで、出遅れG市場銘柄も買われる銘柄が出てきています。
金融政策イベントを前に様子見かと思われましたが、銀行株がかなり強気になっていますし、変化に期待する向きもありそうです。
ただ、いいとこ取りとも思えるこの動きに素直に乗りたいとは思いません。
特に銀行系は本当にこのまま業績が改善していくのか?という疑問があります。
なぜならば、中国という大問題があるからです。
問題となっている恒大集団やカントリーガーデンの債務ですが、現在ドル建はギリギリ返済をしている状態ですが、国内向けは無理矢理支払いを延期させています。
流石にドル建てでデフォルトしてしまうと、取り返しがつかなくなるのを分かっているのでしょうね。
ただ、これは借金を借金で返している状態であり、絶対にやってはいけない事です。
借金を借金で返し続けている状態から抜け出した人なんて見たことがありません。
この状態から抜け出すには、どこからか救いの手がなければ難しいでしょう。
中国の場合は、一握りの富裕層が助け船を出せば、ある程度は何とかなるとは思いますが、富裕層連中が庶民を助けたいと思ってはいないでしょう。
まあ、中にはそんな人もいるのかも知れませんが、大多数はそう思っていないでしょう。
誰もが自身の資産の保全しか考えていないはずです。

また、中国の不動産は、今は中共が売らせないからある程度価格を保っている状態ですが、自由にやらせたら多くが0円以下です。
そうなった時は、多くの富裕層も打撃を受けるはずですし、いつかはそういう時が来るでしょう。
今は全てを先延ばしにして、ごまかしているだけで、借金は消えるどころか増えるだけです。
もちろん、ことは不動産価格の暴落だけにとどまりません。
中国絡みのあらゆるものが崩壊に向かっているのです。
こんな状態の中国が復活すると考えている人がいるのが信じられないのですが、ここで問題になるのがEVです。
環境を大事に!とかけ声は良いのですが、科学的には全くエコではないのです。
世界のEV市場の6割は中国なのですが、これもまた潰れる方向で考えて良いでしょう。
将来、技術が進歩すればEVが総合的にエコになる時代は来るかも知れませんが、当面は無理なのです。
そもそも、送電時に電力ロスが発生しますからね・・・。
結局、馬鹿な政治家が自身の利権のために中国と結託して色々やったツケが国民に回ってきているということです。
今の強烈なインフレは愚かな環境政策によるツケがほとんどです。
確かにロシアのウクライナ侵攻の影響もありますが、多くはCO2を敵視したところから始まっています。
まあ、ロシアが暴れた要因もそこにあるのですけどね。
とにかく、やってしまったことは仕方がないのですが、ツケは必ず払わされます。
そのきっかけは、中国の崩壊からとなると考えているのです。
今は共産党パワーで色々ごまかしていますが、ごまかしているだけです。
すぐにどうということもなさそうですが、いつどうなってもおかしくない状態であることだけは覚えておかなくてはいけません。
まあ、爆発に怯えて隠れていても仕方がないですし、爆発に賭けて空売りというのもやり過ぎです。
今は騰がる見込みのある銘柄を仕込んで行けば良いと思っているところです。
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