植田発言が円安を修正し、金利上昇思惑から銀行株が買われており、これがほぼ単独で相場を牽引している状態ですが、次第にマイナスに沈むセクターが増えてきています。
銀行株だけがしっかりで、この状態がどこまで続くのか・・・と思いながら見ていますが、次第に材料株が買われやすくなるでしょう。
相場の転換に期待しながら、今は材料株の押し目を拾っていくべきです。
さて、基本的には来週のFOMCに向けた様子見相場だと思いますし、全体的には動きにくいでしょう。
ただ、世界情勢は色々動いていますし、予想外の事が起こりやすい環境になってきています。
気になるのは元安で、いよいよコントロールを失うのではないかと思いながら見ています。
いずれハイパーインフレが不可避になり、何をどうやろうが崩壊しかないのですが、人民元の安値更新はその第一歩を踏み出したのではないかと考えています。
中国もまともな事をやり続ければ、何か活路が見えるかも知れませんが、今のところ一欠片もまともな事はやっていません・・・。

駄目なところをピックアップしても書き切れなくなってしまうので、今日はこれまであまり取り上げなかった様なことを書いてみたいと思います。
ここのところ、中国は脱ドルを謳って原油の取引を人民元で行っており、こうした動きを見てドルが崩壊すると言っている情弱が居ますが、今の中国を見て人民元の価値が上がると思っている人が世界にどれだけ居るのでしょうか?
原油の取引が人民元になるから、人民元の手持ちを増やそうと考える人がどれだけ居るでしょうか?
こんなことを考える人は皆無だと思って良いでしょう。
どれだけ価値が下がるかも分からない人民元を大量に抱え込む?
ほぼあり得ないと思って良いです。
また、脱ドルということは、ドル売りです。
要するに、ドルを売って人民元を支える口実が欲しいだけでは?とも取れます。
ドル売りは元高につながるのですが、市場は冷淡であり、間違いなくその先を見ていると思います。
どういうことかというと、脱ドルはドルの後ろ盾を失うということです。
ドルを持っていない中国はリスクしかないのです。
ドル売りは確かに元買いにつながりますが、一定以上のところまで行くと元安要因になるのです。
その現象は既に現れつつあり、それがこの元安につながっているのではないかと見ています。
中国は本来潰れるべき企業を潰さずに生かし続けていますが、そのうちどうにもならなくなるのは明らかです。
最終的には元を大量発行するしかなくなるので、その先に待っているのはハイパーインフレです。
これを防ぐには、鎖国をして国民から財産を取り上げて管理社会を作るしかありません。
でっかい北朝鮮になるか、共産党を解体して民主化するかの二択ですね。
いずれにしても、中国は終わりと見ています。
まあ、明日に潰れるという話ではありませんが、いずれハイパーインフレで元は紙くずと化す可能性が高いと思っておくべきでしょう。
中国への投資は出来るだけ早い撤退をお勧めします。
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