逆行高銘柄もありますが、流石に今日は多くの銘柄が下げていますね。

逆行高していても、追いたいと思いませんし、やるならやっぱり押し目買いですね。

ただ、押し目と言ってもちょっと半端で今日はあまり買いたくはない日ですね・・・。

気になる銘柄は出てきていますが「これだ!」という感じはしていません。

まあ、狙っている銘柄で押してきているものがあるので、動き次第では新規で推奨していこうとは思っています。




さて、目立ったヘッドラインはありませんし、今日は何を書こうかと思っていたのですが、時々取り上げているEVについての話をしたいと思います。

環境に優しいということで、補助金まで出してEV化を進めているわけですが、これが全く環境に優しくないという話は以前しました。

EVは環境に優しくないということを前提に、実際にEV先進国ではどんなことが起こっているのでしょうか。

まず、EV先進国はどこかと言いますと、世界で生産されるEV車の半分を消費しているのが中国です。

ですから、EV先進国は中国ということになります。

EVがここまで普及している理由は補助金です。

巨額の補助金で販売が伸びていたわけです。

ちなみに、補助金は日本でも貰えますが、中国の場合は販売店が補助金を申請し、販売価格から差し引いて消費者に納車されています。

要するに、販売店が補助金を受け取っている形です。

そして、中国ではこのようなルールで動くと必ず不正が起こります。

販売店はEV以外のハイブリッド車の販売もEVとして申請し、補助金でがっつり儲けていたのです。

まあ、さもありなんとしか言いようがないのですが、こうして売られていたのがEVということになります。

中国では地域により、ガソリン車の登録をしてナンバープレート発行までに数年を要するところもありますが、EVは即発行となっていたので、これも販売を押し上げていました。

しかし、不動産バブルの崩壊、ゼロコロナ政策の失敗などで中国政府もガタガタになっており、EV補助金は大きく目減りしました。

この影響もあってEV販売は現在大幅に落ち込んでいます。

また、これらの影響が顕著に表れているのがリチウム価格の暴落です。

既に半値以下になっていますし、今も下落が続いています。

これが何を意味するかですが、先々のリチウム電池の価格下落につながります。

ということは、今EVを買うよりも、後で買った方が安くなるので、足下での販売はますます減ることになるでしょう。

日本ではリチウムに代わる物質で全固体電池の量産が始まっており、リチウムへの依存度が下がって行く可能性が高いので、これもリチウムの下落につながっていると思われます。

EVスタンドの問題もあります。

充電に時間がかかるため、充電中はどこかに行って時間を潰すということがよくあるのですが、これが充電効率を落としています。

また、設備自体が消耗品が多く、更新しないと使えなくなるのです。

故障したまま放置されているEVスタンドが多いようです。

多くは補助金で運営されていたEVスタンドですが、これも補助金が減らされて運営が困難となっているようです。

とにかく充電に時間がかかるし、バッテリーの寿命は長くなったとはいえエンジンの寿命には遠く及ばない。

故に中古車のリセールも悪くなりますし、良い事なんてほとんどないのです。

EV車なんてものは、金持ちが道楽で乗るものであり、庶民が手にすべき車ではないというのが現実なのです。

しかしまあ、中国はどうしてこんなものを主流にしようとしたのでしょうね?

ガソリン車を作る技術がないからだとは思いますが、これは世紀の愚策ということになるでしょうね。

コロナ前までは欧州勢と仲良しでしたし、欧州勢もクリーンディーゼルで失敗して魔が差していたのか、EV化を一緒に進めていましたが、欧州勢は既にEV化の失敗に気付いて軌道修正してきています。

こうした現実を見て、日本はどう動くのか?

EVスタンドを税金で作っている場合ではない事だけは確かだと思うのですけどね。

とりあえず、お隣の失敗した様子は観察すべきだと思っているところです。

まあ、EVは要らないのですが、ハイブリッド車は正解だと思います。

全固体電池は実に良いですし、これを大量生産し始めたマクセルは魅力的だと思います。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。